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手ブレ補正付きでも携帯性抜群の小型ボディ――ペンタックス「Optio A10」レビュー(1/6 ページ)

ペンタックス「Optio A10」は、手ブレ補正機能を備えた光学3倍ズームの800万画素機。わずか145グラムのコンパクトボディは、気軽に携帯してメモやスナップを撮るのにうってつけだ。

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 どこに行くにも常にデジカメを持ち歩く人が、私の周りには何人かいる。そのひとりは、別に仕事でもなく、作品を撮るわけでもなく、ただ目に留まったものをメモしたり、飲み会のスナップを撮ったりするという。今や携帯電話にも立派なカメラ機能があるのに、あえてデジカメを持ち歩くのは、やっぱりカメラや写真が好きなんだろう。

 とりあえずポケットやカバンに入れておき、気が向いた時にいつでも取り出してスナップを撮る。そんな用途に似合うデジカメが、ペンタックスの最新作「Optio A10」である。

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ペンタックス「Optio A10」。同社としては初めてCCDシフト方式の手ブレ補正機構を搭載した

 Optioシリーズはこの春ラインアップを一新した。中でもOptio A10は、従来の主力モデルOptio Sシリーズの流れをくんだ、新しい薄型スタイリッシュ機だ。ボディは、手の中や胸ポケット、タバコの箱の中にすっぽりと収まるほど小さい。奥行き23ミリ、使用時重量145グラムは、800万画素機としては最小最軽量クラスとなる。

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液晶は2.5型23.2万画素のTFT。最近のOptioシリーズではお馴染みのモードパレットを表示した状態。15の撮影モードを選択できる

 いくら小さいからといって、ライバルが携帯電話なんて言うと、メーカーの人に怒られるかもしれない。むしろ仮想敵は、キヤノン「IXY DIGITAL」やソニー「Cyber-shot」など、各社のスタイリッシュコンパクト機だろう。でも、Optio A10のグラフィカルなインタフェースを見ていると、つい携帯電話を思い浮かべてしまう。

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こちらは再生時のモードパレット。すべての機能をアイコンとして図案化したデザイナーの苦心がうかがい知れる
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昨年発売の「Optio S6」に比べると、約25グラム重く、約4ミリ厚いが、それでもかなりコンパクトなカメラだ
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最近発売の手ブレ補正付き薄型機を並べてみた。左上から、キヤノン「IXY DIGITAL 800 IS」、ソニー「DSC-T30」、松下電器産業「DMC-FX01」、ペンタックス「Optio A10」
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