ソニー、USB端子を搭載したシンプルウォークマン
ソニーはフラッシュメモリ型ウォークマンの新製品を発表した。ボディ本体にUSB端子を搭載したほか、小型化を進めて使い勝手を高めた。既存シリーズで好評の「3分充電/3時間再生」機能も備える。
ソニーは5月25日、フラッシュメモリウォークマンの新製品「NW-E005」「NW-E003」「NW-E002」を6月10日より販売開始すると発表した。3製品の違いは内蔵するメモリ容量のみで、NW-E005は2Gバイト、NW-E003は1Gバイト、NW-E002は512Mバイト。価格はオープンで、実売想定価格はそれぞれ1万8000円前後/1万3000円前後/1万前後。
新製品はボディ本体にUSB端子を搭載、サイズも約24.8(幅)×79(高さ)×13.6(奥行き)ミリ・約25グラムと小型軽量化することで使い勝手を高めた。同社では近年、若年層におけるデジタルオーディオプレーヤー市場が拡大していると分析しており、価格も抑えた新製品を「初めての1台」としてアピールしていく。
ウォークマンの特徴でもある高速充電機能は引き続き搭載されており、USBを利用して1時間で充電が完了するほか、3分間の充電で3時間の再生が可能となっている。完全に充電された場合のバッテリー駆動時間は約28時間。
前面には有機ELディスプレイが搭載されており、楽曲名やアーティスト名の確認が行える。既存フラッシュメモリ型ウォークマンの特徴でもあった、“ひねる”操作インタフェースの「ジョグレバー」は搭載しておらず、一般的なボタンを利用しての操作となる。
音楽再生機能だけに機能を絞り込んだため、FMチューナーや「インテリジェントシャッフル」などは搭載しないが、1分〜99分の間で再生時間を設定できる「Sport Timer」や音量レベルを均一化して聞きやすさを高める「Dynamic Normalizer」などを備えた。
新たにAACコーデックに対応したことで、ATRAC/ATRAC3plus/MP3/WMA/AACの楽曲ファイルが再生可能になった(DRM処理されたWMAとAACは再生不可)。転送ソフトは先日発表された最新のSonic Stage「Sonic Stage CP」が付属する。パッケージにはSonic Stage CPのほか、ヘッドフォンが含まれる。
各種のアクセサリも同時に発売される。用意されるのは、防滴クリアケース(CKH-NWE001)、アームバンド(CKA-NWS1)、防滴ヘッドフォン(MDR-J12G)、キャップクリップ(CLP-NWE001)、シリコンケース(CKM-NWE001)、ネックストラップ(STP-NWN1)、ネックストラップヘッドフォン(MDR-NE2)。
通販サイト「ソニースタイル」のオリジナルモデル「NW-E005/S」も用意される。2Gバイトのメモリを搭載したNW-E005をベースに、カラーをシルバーとしたモデルで、カラーリング以外の仕様は同じ。ヘッドフォンは付属しないが、価格は1万6800円と抑えられている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ソニースタイル、ウォークマンと携帯がワイヤレスで楽しめるBluetoothコントローラー
ソニースタイルはワイヤレスでウォークマンの音楽を楽しんだり、携帯電話の呼び出しに応答できるBluetoothコントローラー「VGP-BRM1D/B」を発売する。
ウォークマン ケータイはどこまで“ウォークマン”か
KDDIの新モデルの中、ひときわ異彩を放っているのが、ソニー・エリクソンの“ウォークマン ケータイ”「W42S」。どこまで“ウォークマン”なのか、音楽再生機能についてウォークマン「NW-A607」と比較してみた。
ソニー、インテリジェント性をプラスしたライブラリソフト「SonicStage CP」
ソニーは音楽ライブラリソフト「SonicStage」の最新版、「SonicStage CP」のダウンロード提供を開始する。AACコーデックに対応したほか、「アーティストリンク」などインテリジェンス性の高い機能を実装した。



