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大画面テレビの人気は衰えず、DVDレコーダーも持ち直す
JEITAは2006年4月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。総出荷金額は9カ月連続の前年比増。テレビは出荷台数こそ減少したが、金額ベースでは持ち直した。DVDレコーダーも減少に歯止めをうち、増加に転じている。
電子情報技術産業協会(JEITA)は5月25日、2006年4月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。4月の総出荷金額は前年同時期比110.8%の2144億円で、9カ月連続での前年比増となった。
分野別に見ると、最も好調な薄型テレビの出荷金額は前年比115.7%の1333億円で9カ月連続のプラス。オーディオ機器は前年比89.7%の213億円とふるわなかった。
カラーテレビについて詳細をみると、出荷台数は前年比86.8%の64万台と減少傾向を示しているものの、30型以上の液晶が前年比192.2%、プラズマも176.6%の伸びを見せており、単価の高い大画面製品が好調だったことが出荷金額を引き上げたようだ。なお、ブラウン管/液晶/プラズマの構成比(出荷台数ベース)は28.1%/62.3%/9.6%。
DVDレコーダーは48万4000台/前年比106.3%と微増。これまでは微減傾向を示していたが、7カ月ぶりにプラスに転じた。なかでもHDD内蔵レコーダーの人気が高く、27万3000台/前年比114.3%と高い伸びを示した。
全体としては元気のないオーディオ機器だが、デジタルオーディオプレーヤーは56万4000台を出荷し、気を吐いている。出荷台数の内、約8割に相当する46万7000台がフラッシュメモリを搭載しており、比較的低価格なフラッシュメモリタイプが人気であることが分かる。
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JEITAが発表した2006年3月の民生用電子機器国内出荷実績によると、出荷金額は2549億円で前年比109.3%。8カ月連続で前年を上回った。カラーテレビは全体の出荷台数でマイナス傾向だが、30型以上の液晶テレビが前年比225.6%と高い伸びを示している。
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