ナップスタージャパン、今秋に定額制音楽配信を開始
タワーレコードは、同社と米Napsterが共同で設立した「ナップスタージャパン」による定額制音楽配信サービスを今秋より開始すると発表した。
タワーレコードは5月29日、同社と米Napsterが共同で設立した「ナップスタージャパン」による定額制音楽配信サービスを今秋より開始すると発表した。ナップスタージャパン設立時には開始時期を2006年春としていたが、半年遅れての開始となる。
ナップスタージャパンは毎月一定金額を支払うことで、提供される楽曲すべてが聞き放題になる定額制サービスと、曲/アルバム単位での購入が可能なサービスを用意する計画。利用金額は未定だが、サービス開始時には洋楽/邦楽をあわせ150万曲以上を提供するとしている。
定額制サービスにはPC上だけで楽しめる「Napster Basic」と対応ポータブルオーディオへも転送可能な「Napster To Go」の2種類が用意される。Napster To Goの利用にはWindows Media Player10に対応したポータブルオーディオが必要。
利用に際してはWindows XP/2000を搭載したPCが必要となっており、楽曲はダウンロード/ストリーミングいずれでも再生できる。ID管理によって、ダウンロードした1台のPCから3台のPCまでが楽曲を共有することが可能になっている。
なお、ナップスタージャパンでは携帯電話を含む対応デバイスがサービスインにあわせて各社より登場するとしているほか、タワーレコードグループの企業として、タワーレコード店舗や通販サイト「@TOWER」、携帯サイト「TOWER MOBLE」、フリーペーパー「bounce」などとの連動も図るとしている。
関連記事
- ナップスタージャパン設立、2006年春に定額制音楽配信を開始
タワーレコードは10月25日、米Napsterと共同で発表した業務提携に基づき、「ナップスタージャパン株式会社」を設立したと発表した。2006年春に定額制の音楽配信サービスを開始する予定。 - 「日本でもサブスクリプション」――Napsterがタワーレコードと合弁
Napsterがついに日本上陸。先行する5カ国と異なり、タワーレコードとの合弁の形で進出する。来年4月に日本で音楽配信を開始する計画で、Napsterの特徴である定額サービスも予定している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.