手になじむ曲線デザインの光学4倍ズーム機――「IXY DIGITAL 800 IS」：レビュー（5/5 ページ）

キヤノンの意欲作「IXY DIGITAL 800 IS」を使ってみた。ベストセラーシリーズが初めて光学手ブレ補正と高感度モードに対応し、すでに高い評価と人気を集めている製品だ。その本当の実力はどうなのか。

[永山昌克，ITmedia]

作例

青空が濃厚な色で再生された。初期設定の発色傾向はこれまでの製品と同じで、彩度が適度に強調されている

高感度オートで撮影。明るい部分の描写はきれいだが、暗部から中間調にかけては、それなりにノイジーになる

高感度オートで撮影。ざらつきは見られるが、感度を高めてもカラーバランスがほとんど崩れないのは立派

同じく高感度オートを使用。後処理による過度なノイズ低減を行わず、S/N比と解像感の両方を損なわないように、バランスよく仕上げるのが設計者の狙いだ

左上から順に、ISO80/100/200/400/800で撮影。ホワイトバランスはマニュアルで設定し、＋1/3の露出補正を適用。そのほかは初期設定で撮影。Exif情報では現像パラメータを調整しているようにも見えるが、画質のカスタマイズはしていない