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メイド・イン・チャイナの秘密――オリンパス中国工場リポート・前編(1/3 ページ)
中国広東省の深センと番禺にあるオリンパスの工場を訪れた。これらの工場では「E-500」や「E-330」などのデジタル一眼レフ機、「μ」シリーズなどのコンパクトデジカメを製造し、全世界に向けて出荷している。
香港からフェリーに乗ると、約50分で深セン(シンセン)市の南にある蛇口港に到着する。深セン市には、国外の資本や技術の導入が認められた経済特区があり、日本を含めた数多くの外国企業が進出している。
その経済特区内にあるオリンパスの深セン工場を訪れた。主にデジカメの部品やレンズの製造を行っている生産拠点だ。そしてさらに車で約1時間北西に進んだ、広州市の番禺(パンユウ)の工場にも足を延ばした。こちらは、主に深セン工場で作ったデジカメの部品の組み立てを行っている。
これらの中国工場は90年代の初めに設立し、もともとは主に銀塩カメラを扱っていたが、2002年からはデジカメの製造がスタートした。現在では同社のデジタル一眼レフ機やコンパクトデジカメの大半をここで作っている。これらの工場でのデジカメの生産規模は月産約30万台。1日1万台以上を生産していることになる。
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