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第49回 雨と水滴とシャッタースピードの関係今日から始めるデジカメ撮影術(3/3 ページ)

雨が降ると撮影する気にならないかもしれないが、雨の日ならではの光景を写真に収めてみるのも楽しいもの。今回は、カメラを濡らしちゃわないようにしながらがんばって雨を撮ってみましょう、という話。

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夜の雨はきれい

 最後は夜。最初に書いたように、雨はバックが暗い色の方がきれいに撮れるもの。そんなわけで、夜の雨をガラス越しに撮ってみた。

 窓に付いた雨粒が、街灯に照らされて夜の暗さをバックに光るのがなかなかきれいだ。

 こんな感じで窓の水滴が光る。でも背景がちょっと無愛想で、シャッタースピードが遅くてブレちゃってる。夜の大敵はやはりブレ。できるだけカメラを固定して撮りたい。

 そこでカメラをちょっと上に向けてみた。ガラス越しに夜の雨を撮るときは、ブレと同時に明るさや背景も大事。背景がネオンだったりするとより雨っぽさが増す。

 片方はわざとマイナスの露出補正で暗めに撮ったもの。その方が外の様子がきれいに写って「夜の雨」っぽさが増す。

 窓に近寄ると夜の雨っぽさは出るけど、「どこから撮ってるのか」が分からなくなる。

 そこで例えば前景に鉢植えをひとつ入れると、窓の中と外の対比ができて、いい感じの夜雨写真になるわけだ。

 最後は雨あがりの夜の街。これがなかなかいい。濡れた路面や水たまりに街灯が反射して、晴れの夜とはまた違った表情を見せてくれるからだ。

 これは青信号の夜。地面にカメラを置いてすれすれで撮ってみた。濡れた路面がぼーっと青く光っているところがなかなか神秘的。

 こちらは赤信号の夜。水たまりに赤信号が映る角度を探して撮ってみた。夜で三脚を使ってないのでちょっとブレてるけどご容赦を。

 そんなわけで、雨は憂うつではあるけれども、雨の日ならではの光景も写真に収めてみるとちょっとは楽しいよ、という話でした。

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