松下、ビエラリンク搭載のエントリープラズマ「PX60シリーズ」
松下電器産業は薄型テレビ「VIERA」にプラズマテレビのエントリーモデル「PX60シリーズ」を追加する。発売されるのは50V型/42V型/37V型の3製品で、価格を抑えながらも「ビエラリンク」や新「PEAKSパネル」など上位機種の特徴を盛り込んだ。
松下電器産業は6月12日、薄型テレビ「VIERA」にプラズマテレビのエントリーモデル「PX60シリーズ」を追加、7月1日より販売開始すると発表した。追加されたのは「TH-50PX60」(50V型)、「TH-43PX60」(42V型)、「TH-37PX60」(37V型)の3製品でいずれも価格はオープン。実売想定価格はそれぞれ50万円前後/42万円前後/30万円前後。
新製品は4000:1の高コントラスト比を実現する新「PEAKSパネル」やケーブル1本でレコーダーやAVアンプを接続/操作できる「ビエラリンク」などを備えながらも、一部の機能を抑えることで低価格化を実現したエントリーモデル。
上位モデル「PX600シリーズ」はデジタルチューナーを2基搭載し、裏番組録画や2画面表示などを可能としていたが、新製品はデジタルチューナーが1基となったほか、BSアナログチューナーは非搭載となった。また、i.LinkとRGB入力も省かれている。
パネルは上位モデルと同じ「新PEAKSパネル」。黒の表現力を向上させる「リアルブラック駆動方式」を採用するほか、透過率を抑えた新「ディープブラックフィルター」によって高いコントラスト比を実現している。最大16ビットのデジタル画質処理を行うことで、既存エントリーシリーズ(PX50シリーズ)に比べて階調性を50%向上させた。
チューナーは3波対応デジタルチューナーを搭載。HDMIとD4を2系統、ビデオ入力を4系統など、充実したインタフェースを搭載する。アンダースピーカーのデザインを見直したことで、既存エントリーシリーズに比べて最大51ミリ(37V型)のコンパクト化を実現した。主な仕様は以下の通り。
製品名 | 画面サイズ | 画素数 | サイズ(幅×高さ×奥行き) | インタフェース |
---|---|---|---|---|
TH-50PX60 | 50V | 1366×768 | 1210×818×95 | HDMI×2、D4×2、ビデオ入力×4、光デジタル音声出力×1 ほか |
TH-42PX60 | 42V | 1024×768 | 1020×705×95 | 同上 |
TH-37PX60 | 37V | 1024×720 | 917×645×95 | 同上 |
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