ニュース
電球ソケットで使える“LEDランプ”が登場
東芝ライテックは、従来の電球ソケットにそのまま使えるLEDランプを発売した。価格はちょっと高めだが、長寿命で省エネ。メンテナンスのしにくい場所などで役立ちそうだ。
東芝ライテックは6月20日、従来の電球ソケットにそのまま使えるLEDランプを発表した。ボール形、レフ形など4タイプ7機種を揃え、6月から7月にかけて順次発売する(一部出荷済み)。
新製品では、独自の電源回路と放熱構造により、一般的なE26金口もしくはE17金口(スポットライト形)に合わせた形状を実現。電球と交換するだけで利用できる手軽さを実現した。しかも“電球色”と“白色”の両方を用意する(レフ形とキャンドル形は電球色のみ)。
明るさは、高輝度LEDを4個使用するボール形、レフ形、キャンドル形で30〜40ルーメン。5〜7ワットの白熱電球に相当するという。一方のスポットライト形は、高輝度LED1個と光学レンズを組み合わせ、最大光度680カンデラ(電球色)もしくは同950カンデラ(白色)の実用的なレベルとなった。
明るさではまだ電球や蛍光灯に及ばないものの、消費電力は格段に少ない。LEDを4個使うタイプが2.2ワットだ。1日24時間連続点灯しても電気代は1カ月約36円で済む。また定格寿命は約2万時間のため、24時間点灯し続けても2年間はメンテナンスフリーで利用できる計算だ。「常夜灯やショップの装飾用、商品ディスプレイなどに適している」(同社)という。
価格はオープンプライス。店頭ではボール形、レフ形、キャンドル形が2500円から3000円程度、スポットライト形は4000円から5000円程度になる見込みだ。
関連記事
- 人類が手に入れた第4の“明かり”――LEDの現状と将来
LED(発光ダイオード)といえば、基板の上で光る小さな明かりか、携帯機器のバックライトというイメージ。しかし最近は、表示装置や照明器具、商用ディスプレイなど急速にその適用範囲を拡大している。東京ビックサイトで開催中の「ライティング・フェア 2005」で最新のLED照明を見てきた。 - 新型ロマンスカーにLED照明
東芝ライテックは2月25日、新宿駅と箱根を結ぶ特急列車「小田急ロマンスカー」の新型車両にLED照明を納入したと発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.