インタビュー
アオシマのロボットアームで僕と握手:インタビュー(3/3 ページ)
青島文化教材社が6月下旬に発売する「ロボットアーム」は、PCに接続しての本格的な制御を行える教材感覚のロボットキットだ。同社がロボット市場に参入した経緯を、開発担当者に聞いた。
生活に密着した動きもお手の物
動作モーションによっては、より人間の生活に密着した動きをさせることもできる。まずは「タバコで一服」をアシストするモーション。灰皿にあるタバコを取り上げ、ゆっくりとくゆらせたあともみ消す、というもの。
こちらはロボットアームによる晩酌というシーン。杯台から杯を取り上げ、飲ませてくれる動きだ。杯をあけて、返杯に備えるという動きも含んでいる。残念ながらお酌はしてくれなかった。
ロボットアームは、従来の青島文化教材社製品を取り扱う販路、つまり模型店や玩具店で販売される。しかし、PC接続が必要なことや、価格帯、想定購買層などから大手量販店の旗艦店や秋葉原のパーツショップなどへの展開も行われる。
こうした新しい経路への販売を手がけるのが、ソリッドアライアンスだ。今回提携を結んだ経緯について、同社専務取締役の越田憲治氏は「青島文化教材社さんとは今年のギフト・ショーで知り合いました。LED内蔵で光るデコトラのプラモ、プルバックゼンマイで走る寿司の模型……。我々に無いものがすべてある。ヒクソン・グレイシーのような存在感と、誰もがひれ伏すオーラを放つ、青島文化教材社さん、そして堀田さんにリスペクトを示して今回の提携となりました」と語る。なお、同社と青島文化教材社は今回のロボットアームだけでなく、今後もさまざまな商品展開を計画中という。
関連記事
- ツクモ、「KHR-2HV」のオリジナルセット販売
九十九電機は5月26日、近藤科学が発表した二足歩行ロボットキット「KHR-2HV」を秋葉原のロボット専門店「ツクモ ロボット王国」などで販売すると発表した。各種のオリジナルセットも用意する。 - 9万円を切る二足歩行ロボットキット「KHR-2HV」、近藤科学から
近藤科学は、二足歩行ロボットキットの第2弾「KHR-2HV」を6月2日に発売する。基本構造は「KHR-1」を踏襲しつつ、サーボをHV化(High Voltage)して性能アップ。一部に樹脂製フレームを採用するなどして価格を下げた。 - 「ROBO-ONE」が生んだ市販ロボット〜KONDO「KHR-1」が誕生するまで
価格12万円(税込み12万6000円)の2足歩行ロボットキットとして注目を集めた「KHR-1」。ラジコン用プロポで知られる近藤科学がロボットを開発し、キットとして売り出した理由とは? ことの発端は、ある商品が店頭から消えたことだった。 - ウワサのキットロボット「KHR-1」を見てきました
“身軽”という表現がぴったり。そんな近藤科学のヒューマノイド型ロボットキット「KHR-1」を見てきた。2足歩行は、もはや当たり前。片足で屈伸したり、片手で倒立したり、側転したり……コサックダンスだって(一応)踊るのだ。 - 12万円の2足歩行ロボットキット プロポの近藤科学から
関節17、PCからの制御も可能で安価な本格的2足歩行ロボットキットが登場。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.