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第51回 デジ一眼と交換レンズの関係今日から始めるデジカメ撮影術(5/5 ページ)

コンパクトカメラと違い、レンズを自由に換えられるのが一眼レフの魅力。高価なレンズをムリに何本も揃えるのではなく、面白そう、自分の趣味に合いそうと思ったレンズを見つけてどんどん楽しもう。

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 魚眼レンズには円周魚眼(上下左右すべて180度分を円形に撮影するもの)と対角魚眼(対角線が180度分撮れるもの)があるが、魚眼レンズがちゃんと180度写るかどうかは撮像素子のサイズにぴったり合わせて作らなければならないので、デジタル一眼レフ用の魚眼レンズはあまりない。

 でも魚眼レンズ独特の周辺が丸く歪んだ(その分、広い範囲が写る)独特の写りをみせてくれる。

 今回は10.5ミリのデジタル一眼レフ専用対角魚眼レンズを使ってみた。

 こんな風に丸く写るのが魚眼レンズの面白さ。

 魚眼レンズは普通の広角レンズよりさらに遠近も強調される上に近寄った撮影もできるので、魚眼レンズでマクロ撮影をすると世界が球形に写って面白い。

 分かりやすいように、12ミリの超広角レンズと10.5ミリの魚眼レンズで撮り比べてみよう。


12ミリ超広角

10.5ミリ魚眼

 魚眼レンズの方が広い範囲が写っているけど大きく歪んでるというのが分かると思う。

 でも普通に超広角の画像を欲しいこともある。そこでニコンは「Nikon Capture」という純正ソフトで魚眼レンズの歪みを補正してまっすぐにする機能を用意している。

 するとこんな風に、元画像に比べると少し写る範囲は狭くなるが、このように12ミリに比べてもより広い範囲を記録できる。これはこれで面白い。


10.5ミリ魚眼レンズで撮った写真を補正したもの

 そんなわけで、1台のカメラでもレンズを換えることで、室内でこんなに広い範囲を撮ることもできれば、屋外で遠くのものをデカく撮ることもできる。

 高価なレンズを何本も揃えるのは大変だけど、面白そう、自分の趣味に合いそうと思ったレンズがあったら積極的に挑戦してみてもいい。無理にハイエンドのレンズを狙わなければ意外に安く楽しめるものだ。

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