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MPEG-4 AVC/H.264採用のビデオ規格「AVCHD」がSDやHDDにも対応

MPEG-4 AVC/H.264を利用する高圧縮のHDビデオカメラ規格「AVCHD」が8センチDVD以外にも対応。ライセンスも開始された

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 松下電器産業とソニーは7月13日、両社が5月に規格策定を発表したハイディフィニション(HD)デジタルビデオカメラ規格「AVCHD(エイブイシーエッチディー)」の仕様を拡張するとともに、ライセンス提供を開始したと発表した。

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AVCHDのロゴマーク

 AVCHDは1080iや720pといったHD信号を高効率な圧縮符号化技術を用いて記録するHDデジタルビデオカメラの規格。映像圧縮にはMPEG-4 AVC/H.264を使い、音声にはドルビーデジタル(AC-3)もしくはリニアPCMを採用する(詳細記事)

 基本的な仕様については規格発表時、既にアナウンスされていたが、多彩な商品展開が可能になるよう、新たに対象メディアが8センチDVDのみから、8センチDVD/SDメモリーカード/メモリースティック/HDDへと拡大された。

 本規格を自社製品で利用したい企業のためのライセンス提供も開始された。ライセンスはビデオカメラだけではなく、再生機器用、PCソフトウェア用にも用意されており、これによってビデオカメラで撮影したAVCHD規格の映像が再生専用機やPC上でも扱えるようになることが期待されている。

 現在、松下電器産業とソニーのほかにもアドビシステムズ、キヤノン、サイバーリンク、インタービデオ、Nero、パイオニア、サムスン電子、シャープ、ソニック・ソルーションズ、ユーリードシステムズらが規格へ賛同する意志を示している。

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