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ようこそ、ホテルアバンティへ――「THE 有頂天ホテル」新作DVD情報

大晦日の老舗ホテルを舞台に、従業員と宿泊客とアヒルの大混戦が描かれる三谷幸喜監督の集大成。その夜、人生崖っぷちの彼らに降りかかった、信じられないような災難と奇跡とは……。

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THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション

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 「ラヂオの時間」「みんなのいえ」に続く、三谷幸喜監督4年ぶりの劇場長編第3作目「THE 有頂天ホテル」が8月11日にDVD化、2枚組のスペシャル・エディションと1枚組のスタンダード・エディションの2種類でリリースされる。

 今年1月に公開され、並み居るハリウッド大作を蹴散らし、興収60億円を記録。三谷作品最大のヒット作となったシチュエーション・コメディだ。

 12月31日の夜、新年まであと2時間と迫ったホテルアバンティ。副支配人の新堂(役所広司)ら従業員たちは、カウントダウンパーティーの準備に追われていた。総支配人(伊東四朗)の発案によるこのパーティーは、ホテルの威信をかけた一大イベントなのだ。だが、汚職を追及するマスコミから逃れて転がり込んだ国会議員(佐藤浩市)、正月公演のリハーサルで歌詞を忘れ自信を失った大物演歌歌手(西田敏行)、事故に遭った老富豪(津川雅彦)など、宿泊客はワケありの人ばかり。

 さらに、新堂が15年ぶりに再会した元妻(原田美枝子)に見栄を張って暴走したり、客室係(松たか子)が老富豪の愛人に間違われたり、歌手になる夢を諦めて今日限りでホテルを辞めるベルボーイ(香取慎吾)の前に幼なじみのフライトアテンダント(麻生久美子)が現れたり、従業員たちもてんやわんやの大騒動。そんな中、カウントダウンパーティーに出演する腹話術師の相方、アヒルのダブダブが逃げ出し、ホテル内はさらに混乱を極める。さて、その顛末は!?

 このホテルアバンティは1951年に誕生。イタリア語で「どうぞ」「進め」の意味を持つこの老舗ホテルは、ヨーロピアンクラシックな佇まいで、客室は最高級の北欧家具で客統一されている。1955年には、別館を取り壊し、新しいロイヤルホテルの粋を追求した現在の新館が完成。7つのバンケットホール、室内プールを併設したヘルスクラブにチャペル、そしてハリウッド映画「グランド・ホテル」のキャスト、グレタ・ガルボらの名を冠にした4つのグランド・スイートルームを有する。2000年にはイギリスのROYAL誌が発表する「The Best Hotel of The World」に選ばれ、名実共に世界のホテルとして高いステータスを誇っている……という設定だ。美術を「いま、会いにゆきます」や「キル・ビルVol.1」など数々の話題作を手掛けた種田陽平が担当。ゴージャスでオシャレなセットも見どころのひとつだ。

 ホテルアバンティの総支配人、副支配人、アシスタント・マネージャー、ベルボーイ、客室係、ウェイター、ホテル探偵、そして裏方のセクションで働く従業員たち。ホテルにやって来た宿泊客とコールガールと芸人たち。その夜、迷路のようなホテルに偶然居合わせた人々とアヒルのエピソードが縦横無尽に絡み合い、あらぬ方向に転がり、ラストへ向けて怒涛の展開をみていく。三谷監督お得意のパターンで大いに笑わせ、感動させてくれる。

 濃厚で実に楽しいキャラクターたちを、役所広司、香取慎吾、松たか子、佐藤浩一、篠原涼子、唐沢寿明、伊東四朗、西田敏行、津川雅彦、オダギリジョーなどなど、芸達者な役者たちが演じるのだから、それだけでも見たいと思わせる贅沢な作品だ。

 スタンダード・エディションは、高島彩フジテレビアナウンサーが聞き手となった三谷監督の爆笑音声解説付き。ホテルの舞台裏をもっと詳しく知りたい方は、インタビュー、メイキング、イベント・レポート、ホテルアバンティの世界ができるまで、未公開シーンなど特典映像が充実したスペシャル・エディションをどうぞ。

 

関連サイト:http://www.uchoten.com/(公式サイト)

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