三洋、ハイビジョン“Xacti”をブラッシュアップ
三洋電機、ハイビジョン対応のMPEG-4ムービーカメラ「DMX-HD1A」を発表した。今年2月に登場した「DMX-HD1」のマイナーバージョンアップ。撮影時間の25%アップや動画編集など機能強化を図りつつ、価格は抑えた。
三洋電機は7月21日、ハイビジョン対応のMPEG-4ムービーカメラ「DMX-HD1A」を発表した。今年2月に発売された「DMX-HD1」のマイナーチェンジという位置付けながら、撮影時間の25%アップや動画編集機能の強化などが図られている。発売は9月下旬の予定で、価格はオープン。店頭では9万円前後になる見込みだ。
ISO標準のMPEG-4でSDカードメディアに記録するムービーカメラ。720P(1280×720ピクセル)のハイビジョン解像度をサポートしている。基本性能はDMX-HD1と同じで、約510万画素の1/2.5型CCDと光学10倍ズームを搭載。
機能強化ポイントとしては、静止画の連写機能強化、静止画の16:9ワイドモード撮影、本体によるムービーの編集機能、大容量メディアのSDHC正式サポート、そして省電力化設計によるムービー撮影時間の約25%アップが挙げられる。バッテリー駆動時のムービー連続撮影時間は約75分。連写機能では、5コマ/秒というスピードこそ変わらないものの、従来は3枚が上限だった連続撮影が6枚まで対応きるようになった。そのほかの仕様はDMX-HD1と同等だ。
外形寸法は、80(幅)×119(高さ)×36(厚さ)ミリ。撮影時重量は約235グラム。リチウムイオン電池、D端子やUSB端子を備え、充電も可能なドッキングステーションなどが付属する。
なお、ソニーや松下が推進しているAVCHD仕様やH.264ビデオコーデックなどについては「関心を持って注目している。個別の技術についても同様。H.264の採用は現在検討している」とした。
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