液晶をサイズアップ、使い勝手高めたサイバーショット「W50」:2.5インチへ大型化
ソニーは“サイバーショット”「DSC-W50」を9月8日より販売開始する。ISO1000の高感度撮影や6メガCCDなどの特徴はDSC-W30から引き継ぎつつ、背面液晶を大型化した。
ソニーは8月2日、デジタルカメラ「サイバーショット」の新製品「DSC-W50」を9月8日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万円前後。
新製品は2月に発表されたDSC-W30(関連記事)の後継となるエントリーモデル。ISO 1000の高感度撮影や600万画素CCDといった特徴を引き継ぎながら、背面液晶を2インチから2.5インチへ大型化し、見やすさ/使いやすさをアップさせた。
ボタンを押すだけで再生モードに切り替わる「ダイレクト再生ボタン」や被写体の明るさを調整する「明るさ調整ボタン」のほか、機能選択の際に液晶画面へ説明文を表示する「機能ガイド」も備え、エントリーモデルに欠かせない操作性の向上を果たしている。
CCDは有効600画素 1/2.5インチの「Super HAD CCD」、レンズにはカール ツァイス「バリオ・テッサー」を組み合わせた。光学ズームは3倍で、焦点距離は35ミリ換算で38〜114ミリ。F値は2.8〜5.2。画像処理エンジンには「リアル・イメージング・プロセッサー」を搭載する。
サイズは88.9(幅)×57.1(高さ)×22.9(厚さ)ミリ。背面液晶を大型化しながらも、DSC-W30より若干コンパクトになったほか(DSC-W30は89.9×59×22.9)、最薄部の厚さは20.4ミリから19.7ミリとよりスリムとなった。撮影可能枚数は約390枚(CIPA基準)。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | DSC-W50 |
---|---|
CCD | 1/2.5インチ 有効600万画素 |
レンズ | カール ツァイス「バリオ・テッサー」 |
ズーム | 光学3倍 |
焦点距離 | 6.3mm〜18.9mm(35mm換算:38mm〜114mm) |
ISO | オート/80/100/200/400/800/1000 |
記録フォーマット | 静止画:JPEG/動画:MPEG-1 |
撮影モード(静止画) | 2816×2112/2816×1872/2048×1536/1632×1224/640×480/1920×1080 |
撮影モード(動画) | ファインモード(640×480、30fps)/スタンダートモード(640×480、約17fps)/ビデオメール(160×112、約8fps) |
記録メディア | メモリースティックDuo/PRO Duo(内蔵メモリ32Mバイト) |
背面液晶サイズ | 2.5インチ |
本体サイズ | 88.9(幅)×57.1(高さ)×22.9(厚さ)ミリ、最薄部19.7ミリ |
重量 | 約127グラム(本体のみ) |
撮影可能枚数 | 約390枚(CIPA基準) |
実売価格 | 3万円前後 |
発売時期 | 9月8日 |
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