パイオニア、ポータブルオーディオとの親和性高めたAVアンプ
パイオニアはAVアンプ「VSA-AX1AV」「VSA-1016V」を発売する。ポータブルオーディオとの親和性を高める各種機能を搭載するほか、VSA-AX1AVはiPod用端子も装備
パイオニアは8月10日、ミドルクラスAVアンプ「VSA-AX1AV」「VSA-1016V」を9月中旬より販売開始すると発表した。価格はVSA-AX1AVが11万8000円、VSA-1016Vが9万2000円。
同社AVアンプの特徴でもある3次元音場補正システム「Advanced MCACC(Multi-Channel Acoustic Calibration System)」やマルチチャンネルソース再生時に低音のズレを解消する「フェイズコントロール」などを備えるほか、iPodなどポータブルオーディオプレーヤーとの親和性を高めた。
フロントパネルのUSB端子にはUSBメモリやポータブルオーディオプレーヤーを接続可能で、VSA-AX1AVにはiPod用の入力端子も搭載。付属リモコンからiPodの基本操作が行えるほか、本製品のディスプレイへ楽曲情報を表示させることもできる。
音質面でもMP3などが圧縮時に失ってしまう高低音域を補正する「サウンドレトリバー」を備える。また、DSPによる独自アルゴリズムによって本来の音が持っていた音の厚みや奥行きも再現するという。
パワーアンプには、新開発の「ダイレクト エナジー パワー エンジン」を採用。ローインピーダンス化とモジュールの小型化によって不要輻射を低減し、温度変化補償回路によって出力レベルにかかわらず高い音質を保つ。また、「シンメトリカル・パワートレイン・デザイン」によって、全チャンネルで均一な信号増幅が行える。
実用最大出力はVSA-AX1AVがフロント180ワット×2/センター180ワット/サラウンド180ワット×2/サラウンドバック180ワット×2、定格出力110ワット×2。VSA-1016Vはフロント170ワット×2/センター170ワット/サラウンド170ワット×2/サラウンドバック170ワット×2、定格出力100ワット×2。
ドルビーデジタル、DTSなどの各種サラウンドフォーマットに加え、MPEG-2 AACやWMP9 Proのデコードも可能。インタフェースはHDMI×2、USB×1、コンポジット/Sビデオ×5、コンポーネント×3、D4×2など。同社のAV製品との連携を用意とする「SR+」端子も備える。サイズは両製品とも420(幅)×466(奥行き)×173(高さ)ミリ、15.3キロ。
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