ヤマハ、“歌声”再現にこだわった高級Hi-Fiスピーカー「Soavo-1」(2/2 ページ)
ヤマハが、ハイエンド向けHi-Fiスピーカーの新ブランド“Soavo(ソアヴォ)”を発表、第1弾としてフロアスタンドタイプ「Soavo-1」を発売。「音楽が本来の表現で聴ける」ナチュラルサウンドスピーカーに仕上がっている。
Hi-Fiだけでなくマルチチャンネルにも
Soavo-1は、同社が久しぶりにリリースする高級Hi-Fiオーディオ向けスピーカーだが、やはり同社らしくマルチチャンネルの提案も忘れていない。同日発表として、Soavo-1との組み合わせでマルチチャンネルオーディオに対応できるスピーカーシステム「Soavo-900M」(ブックシェルフ、7万8750円)「Soavo-900C」(センター、8万4000円)「Soavo-900SW」(サブウーファーシステム、18万9000円)をリリースした。いずれも10月中旬から発売する。
「歌声」の最終チューニングはアン・サリー
「美しい声を聴きたい、生の音のリアリティを再現したいという設計者の意図が込められている」と語るのは、Soavo-1を開発した同社AV事業部 商品開発部 ハードウェア開発グループの飛世真博氏だ。
「特に意識したのは、歌声の表現力。音作りの最終段階では、アン・サリーさんのCD(Brand-New Orleans)を使いました」(飛世氏)
アン・サリーさんは歌手のほかに心臓内科医・1児の母という顔を持つ注目のアーティスト。はかなげな高音としなやかな中低音のボーカルが魅力だ。Soavo-1の発表会場には、このアン・サリーさんが応援に駆けつけた。
「私はCDを作るときに生の音、声をそのまま封じ込めたいと思っている。そんなところが、Soavoにも通じるところがありますね。(自分のCDで最終の音作りを行ったと聞いて)そんな思いをCDの音を通じて感じてくれたのでしょうか。うれしいです」(アン・サリーさん)
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