レビュー
“わかりやすさ”を追求したデジタル放送対応3 in 1、ソニー「RDZ-D60V」(3/4 ページ)
ソニーの「RDZ-D60V」は、3波対応デジタルチューナーを内蔵した3 in 1ビデオレコーダーだ。同社の3 in 1としては初のデジタル放送モデルになるが、VHSの用途を限定することで操作性をシンプルにした。
電子番組表は、地上波アナログ放送が定期的に受信を行なう「Gガイド」で、デジタル放送がリアルタイムで放送波で受信する比較的多い組み合わせだ。アナログ放送に関しては1時間×7チャンネル表示と一覧性は良くないが、デジタル放送は3時間×9チャンネル表示と、一覧性と情報量のバランスは悪くない。
ただし、表示するチャンネルを絞り込むといった操作はできず、1つの放送局が複数のチャンネルを持つ場合もあるデジタル放送では、1画面に3〜5放送局分しか表示できない。番組を見落とさないという意味では正しいとは思うが、地上波の民放では事実上複数チャンネルの活用(同時刻に異なる番組の放送)はほとんど行われていないため、普段利用には表示するチャンネルの絞り込みができると便利だろう。
録画予約はアナログ/デジタル放送ともに一括管理される。一覧で録画モードなどまで把握できるが、代わりに番組名はフォーカスしている予約のみ上部に表示されるタイプだ(左)。録画番組の一覧はGUIがHD仕様でないこともあって1画面6番組と一覧性は今一歩(右)
録画番組は、アナログ放送とデジタル放送を一括管理できるタイプで、少々変則的ながらRDR-VH95/85同様にフォルダ機能を利用することもできる。1画面6番組と一覧性には少々不満も残るが、並べ替え機能が充実しており、検索性も悪くない。
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