あの「ピュアモルトスピーカー」にセミトールボーイタイプが登場
パイオニアは、ウイスキーの熟成に半世紀以上使われた樽材で作る「ピュアモルトスピーカー」の第5弾としてスピーカーシステム「S-PM300」を10月に発売する。あわせて、「ピュアモルトオーディオラック」もリリース。
パイオニアは9月19日、スピーカーシステム「S-PM300」を発表した。ウイスキーの熟成に半世紀以上使われた樽材で作る「ピュアモルトスピーカー」の第5弾。あわせて、「ピュアモルトオーディオラック」もリリース。
型番 | 概要 | 価格 | 発売日 |
---|---|---|---|
S-PM300 | ピュアモルトスピーカー | 7万円(1台) | 10月下旬 |
B-PM1000 | ピュアモルトオーディオラック | 9万4000円 | 10月下旬 |
CP-PM300 | スピーカースタンド | 5万6000円(2台1組) | 11月中旬 |
樽材はサントリーが提供。パイオニアがプロデュースを担当する“ピュアモルトスピーカー”。ウイスキーの樽は樹齢100年を超えるオークで作られ、さらに半世紀もの間、ウィスキーの熟成に使われる。この樽材をスピーカーに使用することで、伐採直後の新材では再現できない暖かみのある“やわらかな音”を実現できるという。
第5弾は、「より本格的に芳醇な響きを味わえる」(同社)というセミトールボーイ型だ。エンクロージャーに使われた樽材は、堅く堅牢なホワイトオーク。その特性を生かすため、軽量かつ高剛性のアラミド繊維を振動板とセンターキャップに使用した10センチウーファーをダブルで搭載。エンクロージャーの容積を生かした豊かな中低域を楽しめるという。
また低音の出口であるポート部にもエンクロージャーと同じ樽材の無垢板を削りこんで利用した。各ユニットを支えるフレームには新開発のアルミダイキャストを採用し、サウンドエネルギーのロスを低減。このほかエンクロージャー内の不要な定在波の発生を抑える「ABD」(Acoustic Balance Drive)技術を導入するなど、音質の向上を図った。
ユニットは10センチのコーン型ウーファー×2と2センチドーム型ツィーターで、インピーダンスは6オーム。外形寸法は160(幅)×540(高さ)×252(奥行き)ミリ。重量は8.5キロ。グリルネットと2.5メートルのOFCスピーカーケーブルなどが付属する。
「B-PM1000」は、同じ樽材を利用した4段のオーディオラック。外形寸法は600(幅)×718(高さ)475(奥行き)ミリで、重量は17.2キロ。スパイクとスパイク受けが付属する。S-PM300用のスピーカースタンド「CP-PM300」は、外形寸法が360(幅)×480(高さ)×360(奥行き)ミリ。重量は1台あたり5.8キロ。同じくスパイクとスパイク受けが付属する。
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パイオニアは、エンクロージャーにウイスキー樽材を利用したスピーカー「S-A4 spirit puremelt(S-A4SPT-PM)」を発売する。伐採直後の木材では実現できない「暖かみのあるやわらかな音」を再生するという。
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