富士フイルム、顔認識機能を備えたデジ一眼「FinePix S5 Pro」
富士写真フイルムはデジタル一眼レフカメラ「FinePix S5 Pro」を発表した。ボディデザインを一新したほか、顔認識機能も搭載。
富士写真フイルムは9月25日、デジタル一眼レフカメラ「FinePix S5 Pro」を発表した。2007年第1四半期に欧米地域から販売開始される予定で、日本国内市場における販売開始時期など詳細は未定。発表された資料もPreliminary Information(先行情報)と記載されており、詳細については変更される可能性もある。
FinePix S5 Proの外観は一般的なデジタル一眼レフカメラのそれで、撮像素子には合計1234万画素のSuper CCD SR(スーパーCCDハニカム SR PRO)を搭載する。このSuper CCD SRは617万画素のS画素と同画素数のR画素で構成されており、サイズは23ミリ×15.5ミリ。最大撮影サイズは4256×2828ピクセルで、RAWとJPEGのほか、RAW/JPEGの同時記録も行える。
ボディはFinePix S3 PROのボリュームあるデザインから、147(幅)×113(高さ)と縦横ともに大幅にスリム化された(奥行きは74ミリ)。メディアはコンパクトフラッシュもしくはマイクロドライブを使用する。レンズマウントはニコンFマウント。背面液晶は2.5インチで、視野率95%/倍率0.94倍のビューファインダーも備える。シャッタースピードは30秒から1/8000秒まで調整可能。
画像処理エンジンは「Real Photo Processor Pro」。独自の2段階ノイズリダクション処理によってISO 3200の超高感度撮影時にもノイズの影響を受けにくい。フィルムシミュレーションモードもFinePix S3 Proの2種類から5種類に増加している。
新機能として「顔検出機能」を搭載した。背面に専用ボタンが用意されており、ボタンを押すとフレーム内の顔を検出できる。検出した顔の拡大表示も可能となっており、ピントや露出なども撮影時に確認できる。
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