登場以来の大変化「iTunes 7」:レビュー(4/4 ページ)
ひさびさのメジャーバージョンアップとなる「iTunes 7」。登場以来ともいえる大幅な変化が見られる。そこで主な変更点をピックアップして調べてみた。
音質について
iTunes 7で最初に再生したとき、あれ妙にギラギラするなと思ったのだけど、これは「サウンドエンハンサー」*7が有効になってしまっていたためだった。わたしの環境では、iTunes 6時代の設定が引き継がれず、勝手にONになってしまっていたのだ。これをOFFにしたところ、落ち着いた音に戻った。でも、ちょっと高域が強くなっているような気もしたので、ホワイトノイズで確かめてみることにした。
Amadeus IIで作成したホワイトノイズをiTunes 6.0(正確にはQuickTime 7.0.3)時代にAAC 160kbpsで圧縮したデータがある。これを、Mac OS X 10.4.7上で、iTunes 6.0.5、iTunes 7.0のそれぞれで再生させ、Audio Hijackで音声キャプチャ。それをWaveSpectraでスペクトラム表示させた。
ほとんど差はない。上が18kHzあたりで落ちているのは、AACに圧縮したときに失われている。
ついでに、AACの変換も見てみることにした。上と同じホワイトノイズの非圧縮のデータを、iTunes 7(正確にはQuickTime 7.1.3)で、AAC 160kHzでエンコード。上で使ったQuickTime 7.0.3でエンコードしたものと比較。
これも、差はないようだ。
(追記)Windows版の問題
Webなどを見てみると、iPod 7.0 for Windowsでは、ノイズがする、CDの読み込みが遅い、iPodを認識しないなどなど、いろいろな問題が起きている人がいるようだ。わたしも追体験したかったのだけど、うちの環境では全く正常だったのだ。
問題の出ている人は、まず、今ダウンロードできるiTunes 7.0.1を試してみて欲しい。それでも解消しない人は、まとめWikiが参考になるだろう。
*7「(環境)設定」の「再生」タブ。
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