シャープ、「愛情ホット庫」搭載のコンパクト&大容量冷蔵庫
シャープはマンションサイズで「業界1位」(同社)の容積効率を実現した「SJ-HL40M」など冷蔵庫5機種を発売する。冷蔵庫なのに温かい「愛情ホット庫」も全機種に搭載。
シャープは9月29日、マンションサイズで業界1位(同社)の容積効率を実現した「SJ-HL40M」など冷蔵庫5機種を10月27日より順次販売開始すると発表した。製品名と容量、価格(実売想定価格)は以下の通り。
製品名 | 定格内容量 | 価格 | 実売想定価格 | サイズ(幅×奥行き×高さ ミリ) |
---|---|---|---|---|
SJ-HL37M | 365リットル | オープン | 16万円前後 | 600×641×1695 |
SJ-HL40M | 401リットル | オープン | 18万円前後 | 600×641×1795 |
SJ-HV42M | 416リットル | オープン | 20万円前後 | 685×641×1830 |
SJ-HV47M | 465リットル | オープン | 22万円前後 | 600×750×1830 |
SJ-HV51M | 506リットル | オープン | 24万円前後 | 600×800×1830 |
同社では、少人数世帯の増加やシニア層の都心回帰などによりマンションサイズ(底面 60センチ×60センチサイズモジュール)冷蔵庫の需要がしていると分析。そこで狭いキッチンでも設置できる容量効率の高い冷蔵庫を製品化すべく、容積効率アップの壁であった「断熱材」「冷却ユニット」「電装基板/蒸発皿」の3つを小型化する高容量化技術「トリプル薄型技術」を開発した。
同技術は「高効率断熱材の導入による薄型化」「冷却ダクトの配置見直し、ファンモータ/ダクトの小型縮小化」「電装基板/蒸発皿を小型化し機械室へ集約」といった要素で構成されており、新製品の「SJ-HL40M」は従来製品(SJ-PV37K)と同サイズながらも、容量を36リットル増加させ、401リットルとした。
全機種にマイナス17度〜60度までの切り替え可能な多目的保存スペース「愛情ホット庫」を搭載し、冷凍食品からできたての温かい食事まで、さまざまな食品を保存できる。新製品では従来からの上面温風に加えて、輻射熱も利用する「ハイブリッド・ヒーティングシステム」を導入した。
輻射熱を利用することで温風ファンの風量を抑えることが可能となったために食品の乾燥を防止でき、揚げ物や温野菜なども風味を損なわず保温できるほか、乾燥によって失われやすいビタミンCの損失を従来比約40%低減した。また、冷凍食品の解凍機能「サックリ解凍」の解凍時間も約30%短縮された。
そのほか、庫内背面に設置した「潤い冷却パネル」を約0度に冷やして冷蔵庫を冷却することで水分蒸発を防ぐ「潤い冷却パネル冷却」、除菌イオンを発生させて浮遊カビの繁殖を防ぐ「庫内除菌イオン」なども備える。
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