シャープは“亀山”大プッシュ:CEATEC JAPAN 2006
シャープブースでは液晶テレビ“AQUOS”はもちろん、TVCMでおなじみの「亀山」のマザーガラスが見学できる。商品化検討中の1ビットアンプを内蔵したBDプレーヤーも展示。
シャープブースでは、65V型の「LC-65GE1」を筆頭にしたAQUOSファミリーが来場者を出迎える。
AQUOSファミリンクに対応した「Gシリーズ」の投入が開始されたばかりのせいか、液晶テレビ新製品の展示は行われていなかったが、100万:1という超高コントラスト比の「メガコントラスト液晶」のほか、64V型で4096×2160ピクセルという超高精細液晶が参考展示されている。
“闇夜のカラスも見える”メガコントラスト液晶は既に2005年に発表されているが、発表時の試作機は37V型。今回は65V型の大型サイズも展示されている。発表当時は民生機への搭載は検討していないというスタンスだったが、「業務用がメインターゲットとなるのは変わらないが、ホームシアター向けの高付加価値製品として一般販売も検討したい」と、ニュアンスが変わっている。
液晶テレビの展示スペースと迫るほどのスペースを占めているのが、亀山工場の紹介コーナー。最近ではTVCMでも「亀山」の名前を聞くことが増えたが、ここでは亀山工場の概略を知ることができるほか、2006年に稼働開始した亀山第2工場で生産されている第8世代マザーガラスを見ることができる。
第8世代マザーガラスのサイズは2160×2460ミリ。52インチの液晶パネルですら6枚がとれるサイズだ。先だって稼働していた亀山第1工場では1500×1800ミリ(37インチパネル6枚分)が最大サイズだったことを考えると、素人目にも生産効率が上がっていることを感じさせる。
一方、会場でひっそり(?)と展示されていたのが、Blu-ray Discプレーヤー搭載の1ビットシアターセット。1080p出力対応のBDプレーヤーと1ビットデジタルアンプを1つの筐体に搭載した製品で、展示機は2.1ch出力に対応する新デザインのスピーカーシステムが組み合わされている。
参考展示での出品だが、同社得意のデジタルアンプはもちろん、技術的な問題はすべてクリアされており、製品化されるかどうかはCEATECも含めた展示会などでの反応次第で検討するという。
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