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シャープ、AQUOSに“新”トウモロコシ塗料
シャープは、関西ペイントと共同開発したトウモロコシ塗料を進化させ、速乾性の植物系樹脂塗料を開発した。亀山第2工場に導入する。
シャープは10月6日、関西ペイントと共同開発した“トウモロコシ塗料”を進化させ、速乾性の植物系樹脂塗料を開発したと発表した。植物系樹脂塗料は、石油などの化石資源を原料とする一般的な塗料に比べて環境負荷が低い。
従来製品で使用していた硬化剤が不要になった。主剤と溶剤のみで構成され、溶剤が揮発することで主剤が硬化する。このため乾燥時間は従来の1/2となり、塗装工程を簡易化できる。同社では、新塗料を亀山第2工場に導入し、10月に世界同時発売する新AQUOSのスタンド部分に採用する。また冷蔵庫やエアコン、洗濯機などへの採用も進めていくという。
シャープと関西ペイントは、2004年から植物系樹脂塗料の開発に取り組み、2005年12月に家電製品のブラスチック部品に塗装する技術を開発。今年から液晶テレビ「AQUOS」のスタンド部分に採用している。
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