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第58回 ペットと個性の関係――猫編今日から始めるデジカメ撮影術(1/3 ページ)

犬と並ぶ代表的なペットといえば猫。今回は猫を撮ってみよう。室内猫から野良猫まで幅広く楽しめるのがミソ。しかし、ペットの猫は室内での撮影が多くなるのでどう対処するか、野良猫は警戒心をどうやって解いていい表情を捉えるかが難しい。

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家猫編

 うちは猫を2匹飼ってたんだけど、そのうち1匹が4月にガンで死んじゃったのである。およそ14歳(もとがノラだったので正確な年が分からん)。そこで1996年から2006年までの10年間で撮り溜めた猫のデジカメ写真(それ以前はフィルムだったので……パソコンの中に入ってない)を集めて写真集を作ってみた。

 もちろん、パソコンのハードディスクに入ってる大量のデジカメ写真からその猫の写真をピックアップし、そこからお気に入りを集めて、オンラインの「フォトブック作成サービス」に依頼したのである。約10年分の写真を集めてインターネットを使ってアップロードして写真集を注文……という作業がパソコンの前から動かずにでき、待っていれば数日から数週間でハードカバーのしっかりした写真集が送られてくる。

 これはフィルムの時代では非常に難しかったこと。古いネガフィルムから写真をピックアップするだけで一騒動だ。

 デジカメ写真の良さはそういうところにもある。上手にためていけばいくほど(途中でトラブルで消えたりしないようにバックアップは必須)、あとでいろんな活用ができるのだ。

 身近なものでもチャンスがあればどんどん撮って記録していく。そうすればそれが将来の財産になる。

 というわけで、家猫を撮ってみよう。

 家猫を撮るとき一番大事なのは、その猫の個性。飼い主だから撮れる距離感や個性をぜひ写し撮っておきたいもの。それにはいつでも手が届くところに充電してあってメディアがセットされてるデジカメを置いておくこと。

 技術的には、明るさとホワイトバランスに注意。室内は意外に暗くて、しかも猫はじっとしてないもの。寝ているところを撮るなら簡単だがそればっかでも面白くない。

 高感度対応のデジカメなら感度をISO400くらいにセットしておき、じっとした瞬間を見計らって撮ろう。


思い切り動いてしまった

こちらは止まった瞬間

 それには連写機能を使うといい。フラッシュは使わない方が自然な写真になるからだ。

 赤目にはならなくても、緑目だったり青目だったり、人間の目より派手に光っちゃうし、角度によっては手前だけ明るくて奥は暗いという不自然な写真になるからだ。

 逆に、フラッシュを使いたいのは昼間。窓をバックに撮るとどうしても逆光になっちゃうからだ。

 わざと逆光のシルエット感を残したいのでなければ、フラッシュをたいちゃおう。


フラッシュなし

フラッシュあり

フラッシュなし

フラッシュあり

 こんな風に違いが出る。

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