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第58回 ペットと個性の関係――猫編今日から始めるデジカメ撮影術(3/3 ページ)

犬と並ぶ代表的なペットといえば猫。今回は猫を撮ってみよう。室内猫から野良猫まで幅広く楽しめるのがミソ。しかし、ペットの猫は室内での撮影が多くなるのでどう対処するか、野良猫は警戒心をどうやって解いていい表情を捉えるかが難しい。

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個性編

 ではまとめ。コツさえ掴めば猫を撮るのは難しくない。不用意に近づいて脅かさないことや、しゃがんでできるだけ猫の目線で撮ること。

 そしてもうひとつ。猫の個性をちゃんと捉えること。これは場所も含めた個性と思っていい。

 家猫なら、「猫が見つけたお気に入りの場所」は個性のひとつ。

 たとえばこんな風にあったかいテレビの上でくつろぐ猫。でもしっぽが邪魔っ。というのが1枚で分かる。

 うちの猫は箱が好き。

 でもこの場合はこっちのアングルで撮った方が面白い。

 箱が棚の上にあるので下から撮った方が、高い位置でくつろぐ様子が出るし、箱のへりにあごを乗せた姿がなかなか楽しい。

 うちの猫のくせに「舌のしまいわすれ」がある。頻繁にしまい忘れる。だからそういう瞬間を狙ってみた。

 顔と手だけを切り取って撮ってみた。別に全身を入れなくてもいいのだ。

 外猫だと、その猫がいる場所。

 これは古い町の狭い路地を闊歩する猫。後ろ姿だが、狭い田舎の路地裏らしい風景である。

 旅行に行ったらそんな写真も撮っておきたい。

 公園の柵の上から飛び降りんとする瞬間。細い棒の上というのも猫らしい場所だ。

 猫が多頭いた場合は、ぜひシンクロ猫を狙ってみよう。2匹以上の猫がまったく同じ動きを見せることが結構あるのだ。


これだとなんてことない写真だが

2匹が同じ姿勢で同じ方向を向いているとユーモラス

 動きがシンクロしてるのだ。

 こちらはシンクロとまではいかないが、細いベンチに仲良く並んでるのがおかしい。

 猫は個性的で気ままでいろんなところに顔を出しては遊んでる。散歩の被写体としてはとても楽しいので、好きな方は是非、目をこらして歩いて欲しい。思ったよりいろんなとこにいるはずだ。

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