デノン、“こだわりが五感に問いかける”プリメインアンプなど
デノンはプリメインアンプ「PMA-CX3」とSACDプレーヤー「DCD-CX3」を11月下旬より販売開始する。「こだわりが五感に問いかける」という「CXシリーズ」の製品だ。
デノンは10月16日、プリメインアンプ「PMA-CX3」とSACDプレーヤー「DCD-CX3」を11月下旬より販売開始すると発表した。価格はいずれも12万6000円。新製品は「こだわりが五感に問いかける」という「CXシリーズ」の製品。
プリメインアンプのPMA-CX3は新開発された電力変換効率が約90%という高効率アンプを搭載。300(幅)×80(高さ)×341(奥行き)ミリというスリムなボディながらも150ワット×2(4オーム)の高出力を実現した。プリ/パワーの電源は分離構造とされており、信号干渉を抑えた力強い再生を可能にしているという。
ボリュームには0.5dB単位のコントロールを可能とした電子ボリューム、ノブには天然木とアルミダイキャストを組み合わせて共振を抑える構造が採用されている。また、出力段/デジタル信号処理段/アナログ信号処理段/マイコン周辺コントロール回路/表示回路/信号切り替えリレーのそれぞれについて電源とグランド回路を分離、これによって音質劣化を軽減した。
金メッキ真鍮削りだしの大型スピーカーターミナルのほか、MM/MC対応のPHONOスタビライザー、18ミリの金メッキ真鍮削りだしCD入力といったインタフェースを備えるほか、iPod Dock「ASD-1R」が接続可能な専用端子も用意されている。
SACDプレーヤーのDCD-CX3は、PMA-CX3と同じくシンプルな外観が特徴。新開発のドライブメカを搭載することによって、ドライブトレーの厚さはわずか5ミリに抑えられている。ディスクトレーはアルミダイキャスト、メカベースには亜鉛ダイキャストがそれぞれ使用されており、高い剛性も同時に確保されている。
上級機種と同様のDACマスタークロックデザインを採用することで低ジッターを図ったほか、独自アルゴリズムよる時間軸上のデータ補間やアップデートサンプリングを施し、自然な補間再生を実現するというビット拡張技術「AL24 Processing」も実装した。
デジタル/アナログ系の電源をそれぞれ独立させた2トランス構成となっているほか、ディスプレイ駆動信号とデジタルデータのパルスをオフにすることとでよりオーディオ信号への影響を排除するピュアダイレクトモードも搭載する。サイズは300(幅)×80(高さ)×310(奥行き)ミリ、7キロ。
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