JBL、ノイズキャンセルタイプなどでヘッドフォン市場へ参入
ハーマンインターナショナルはJBLブランドの新製品としてヘッドフォン「JBL Reference」シリーズを販売開始する。JBLとしては初のヘッドフォンで、ノイズキャンセリング機能などを備えた4製品を用意。
ハーマンインターナショナルは10月25日、JBLブランドの新製品としてヘッドフォン「JBL Reference 510」「JBL Reference 410」「JBL Reference 220」「JBL Reference 210」を11月上旬より販売開始すると発表した。いずれも価格はオープンで、実売想定価格はJBL Reference 510が1万9000円前後、同410と220が1万円前後、同210が5000円前後。
JBLは1946年の創業以来スピーカー専業メーカーとして数多くの製品を発表しているが、ヘッドフォン製品は初の投入。今回の製品はポータブルオーディオプレーヤーとの組み合わせを念頭にしているが、「スピーカー開発で培ったノウハウを反映させた」としており、製品ラインアップは今後拡張される予定。
ノイズキャンセリング装備の「JBL Reference 510」
JBL Reference 510はノイズキャンセリング機能を備えたオンイヤー型ヘッドフォン。ハウジングに組み込まれたマイクから周囲の騒音を集音し、逆位相の波形をぶつけることで最大で70%の騒音を低減するという。
ノイズキャンセリング回路はヘッドフォンに内蔵されておらず、別筐体となる構造のため、73グラム(本体のみ/ケーブル除く)という軽量を実現している。バッテリーは単四形乾電池を利用し、折りたたみ機構も備える。プラグはポータブルオーディオプレーヤーで利用しやすい3.5ミリステレオミニプラグ。パッケージにはキャリングケースのほか航空機用の変換プラグなども付属する。
JBL Reference 410はJBL Reference 510と同様のデザインとなっている密閉型ヘッドフォン。ノイズキャンセリング機能は搭載しないが、折りたたみ機能は備えており、また、手元で音量調節が可能なボリュームコントロールが付属する。プラグは3.5ミリステレオミニプラグで、キャリングケースのほか変換プラグなども同様に付属する。
“変身”するインナーイヤー型「JBL Reference 220」
JBL Reference 220は最近高い人気を誇るインナーイヤー(カナル)タイプ。小型ヘッドフォン用に設計したトランスデューサーを搭載しており、「小型ヘッドフォンとしては類を見ない」高音質を実現するという。
3サイズのシリコンパッドと遮音性の高いパッドが付属するほか、耳かけ型として使用できるイヤーハンガーや、アンダーチン・ストラップも付属。さまざまな利用スタイルに“変身”する。プラグは3.5ミリステレオミニプラグで、6.3ミリステレオプラグと航空機用プラグなどが付属する。カラーはブラックとホワイトの2色。
JBL Reference 210は手元で音量調節が可能なボリュームコントロールを備える。5.2グラムと軽量ながら、パワフルでクリアなサウンドを再生するという。カラーはブラックのみ。航空機用の変換プラグと巻きとり式のキャリングケースが付属する。
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