発売前に大きく改善されたブルーレイDIGA“へ”のムーブ(2/2 ページ)
年内に発売するBlu-ray Discレコーダーとしては、唯一、i.Linkを装備しているパナソニックの「DMR-BW200」。発売直前となった現時点のファームウェアでは、かなり高い互換性を有していることがわかった。
i.Link機器の接続手順やリンクの確立など、基本的なi.Linkの使い方に関しては割愛するが、いずれの機器からBW200にムーブする場合でも、送り出し側から操作を行う。送り出し側はBW200をD-VHSだと思って送出する。このためムーブするコンテンツの実時間分だけ時間がかかることに注意したい。
それぞれの機器からムーブされた後は、内蔵チューナーで録画された番組と同じように扱える。なおRec-POTとの連携ではディスクモードで双方向のムーブが可能との情報もあったようだが、現時点ではD-VHSモードでの動作しか行えないようだ。
また、今回の件で「これだけムーブ可能な機種が多いのであれば、いくつかを動作保証対象にしてみては?」と関係者に問い合わせてみたが、ムーブの可否に関して松下電器側では動作するように開発努力は行ったが、接続環境の厳密なテストや保証が困難なため、メーカーとして動作保証は行わないそうだ。
とはいえ、動作確認は機種ごとに行う必要があろうが、松下電器製にくわえ、シャープ、日立、アイ・オー・データ機器などのi.Link付きハイビジョンレコーダーとの互換性が高そうなことはわかってきた。
他にも東芝との互換性なども確認する必要があるだろうが、現時点では手元にないため確認できていない。DVDに落としてしまうにはもったいなく、大容量ハードディスクの中から消せずにいるお気に入りコンテンツを、ハイビジョンのままでBDに記録しておくことが可能となれば、救われる読者も少なくないだろう。
とくにRec-POTと互換性の高い機器は多く、Rec-POTを経由してコンテンツを移動させることも、手間暇をかければ可能だ。動作保証がないとはいえ対象機種を持つヘビーユーザーには朗報といえよう。
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