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第62回 一眼レフとレンズの関係今日から始めるデジカメ撮影術(3/4 ページ)

今回は、デジタル一眼レフでどこまで広く撮影を楽しめるか、ということでレンズに注目。超広角レンズ、超望遠レンズ、マクロレンズの3つであれこれ撮って違いを見てみよう。

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室内で、もちろん三脚使用

 室内ではホワイトバランスに注意。特にひとつのものをアップで撮るときはホワイトバランスがズレやすいからだ。

 屋外で注意すべきはピントと絞りと風。


バラの刺を逆光で撮ってみた。もちろん三脚

 やや暗かったので、ISO200で1/30秒。絞りはF5.6屋外ではこの「ちょっと暗い」が曲者。おもいっきりでかく撮ってるので、ちょっと風が吹くだけでもこんなことになるのだ。


これは極端にしても

一見成功だけど、実は風で少しブレているなんてざら

 だからしっかり三脚を立てても油断はできないのだ。

 次は絞り値。


F2.8

F22

 F2.8だと花のおしべだかめしべだかのほんの一部にしかピントが合ってないが、F22まで絞り込むと花全体に合う。

 花のように立体的なものを撮るときは特に絞り値をどうするかで、どこからどこまでにピントを合わせるかが決まってくるのだ。絞り込むとシャッタースピードが遅くなるので、やはり三脚は必要なのである。

 特にこういう写真ではピントをどこに合わせるか意識してないと、中途半端なところに合ってしまう。1枚目は葉っぱの途中にピントが合っているので何を撮りたかったかよく分からない写真になってしまったが、2枚目は葉っぱの根本から右下に伸びる一番長い葉にピントが合ってるので印象がよくなった。

 レンズには被写体が近ければ近いほどピントの合う範囲が狭くなるという特性があるから難しいと同時に、凝った写真を撮れる。それもマクロ撮影の楽しさといっていい。

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