キヤノン、音声機能強化した学生向け電子辞書
キヤノンマーケティングジャパンは電子辞書「wordtank M300」と「wordtank V300」を発売する。学習機能を充実させ、MP3再生機能を備えるほか、PCと連携可能な「USB辞書機能」も搭載する。
キヤノンマーケティングジャパンは電子辞書「wordtank」シリーズの新製品として、「wordtank M300」と「wordtank V300」を2月2日より販売開始すると発表した。価格はコンパクトモデルの「wordtank M300」が4万7000円、タッチパネルを搭載する「wordtank V300」が5万2000円。
新製品はいずれも音声学習機能を強化した学習モデル。MP3再生機能を搭載しており、SDメモリーカードに収録した音声などが再生できるほか、録音機能も備えており、自分の発音とネイティブの発音を比較しながら学習を進めるといったことも可能だ。センター試験対策のリスニングプログラムのほか、収録されている「英単語ターゲット1900」などを使っての、英単語・熟語のディクテーションも行える。
PCとUSBで接続すると、PC上でテキストを選択してショートカットキーを押すと、電子辞書の画面上に検索結果を表示させるユニークな「USB辞書機能」も搭載した(利用にはPCへ付属ソフト」「wordtank USB Dictionary」のインストールが必要)。「wordtank V300」は全面タッチパネルなので、ジャンプの範囲指定や辞書の引き比べもスライタスペンでタッチするだけだ。
コンテンツには「スーパー大辞林」、「明鏡 国語辞典」「漢字源」「オックスフォード現代英英辞典第7版」「ジーニアス英和辞典 第3版」といったベーシックなものから、「英単語ターゲット1900 3訂版」「センター試験英語会話表現集」「古文単語・熟語ターゲット400」「辞書式配列化学反応式」といった試験勉強へ役立つものまで、5教科対応の38種類が収録されている。
wordtank M300は3.78インチ、wordtank V300は4.9インチの液晶パネルを搭載し、本体サイズはwordtank M300が117(幅)×81.5(奥行き)×22.5(厚さ)、wordtank V300が153(幅)×105.5(奥行き)×24(厚さ)ミリ。
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