オンキヨー、上級機の高音質化技術を投入したHDDミニコン
オンキヨーは、HDD搭載CD/チューナーアンプ「BR-NX10」、対応スピーカーシステム「D-NX10」を発売する。ディスクリート構成のアンプやノイズ除去技術など上級機のエッセンスを投入した。
オンキヨーは2月9日、HDD搭載CD/チューナーアンプ「BR-NX10」、対応スピーカーシステム「D-NX10」を3月中旬より販売開始すると発表した。価格はBR-NX10が9万4500円、D-Nが1万8900円。
新製品は高級オーディオに用いされている各種の技術を投入、高音質化を進めた。BR-NX10はアンプにディスクリート構成を採用するほか、独自のアナログ信号生成/ノイズ除去技術「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)」を搭載。MP3などの圧縮音源もクリアな音質で再生する。
80GバイトのHDDを搭載し、CDなどからの録音(フォーマットはMP3/PCM/ATRAC3/ATRAC 3plus)が行えるほか、AnyMusicにも対応しており、楽曲のダウンロード購入なども可能だ。LAN経由でPC内に存在する楽曲データを本製品のHDDへ取り込むほか、マスストレージクラス対応のポータブルプレーヤーへUSBでファイルの転送を行うこともできる。
本体前面にはカラー液晶を搭載。アンプの定格出力は19ワット×2。インタフェースにはアナログ入力/出力を2系統、ヘッドフォン出力、映像造出力用コンポジットを備えるほか、イーサネット端子とUSB端子も用意されている。独自の「RI」(Remote Interactive)端子も備えており、同社製MDデッキなどとの接続も行える。サイズは205(幅)×147(高さ)×337(奥行き)ミリ、5.7キロ。
スピーカーの「D-NX10」は3センチツィーターと13センチウーファーを組み合わせる2ウェイバスレフ構成。ウーファーの振動板には振動板とセンターキャップを一体化したA-OMFモノコックコーンを搭載、ツィーターには上級モデルに採用されているリング型を搭載することでウーファーの響きにまけない表現力を手にしている。
キャビネット下部のバスレフトダクトは、スリット型の「AERO ACOUSTIC DRIVE」とすることでノイズ放出を低減しており、クリアな低音再生を実現した。また、ダクトをキャビネットの外部に配置することでキャビネットとの振動干渉を避ける構造となっている。サイズは167(幅)×298(高さ)×245(奥行き)ミリ、4.2キロ。
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