踊る音楽ロボット「miuro」が遠隔操作に対応すると?:サプライズは音楽とメッセージで(2/2 ページ)
ZMPが自走式ネットワークオーディオ「miuro」(ミューロ)のPC用コントロールソフトを発売した。移動するオーディオがリモート操作に対応すると、面白い演出ができるらしい。
デモンストレーションでは、ソファでくつろぐ女性にmiuroがそろそろと近づき、突然「ハッピーバースデー」を再生し始めた。と同時に180度回転。ディスプレイに“誕生日おめでとう”メッセージを表示してみせる。
「miuroは“移動するオーディオ”。その面白さを追加するオプションがPCコントローラだ」(西村氏)。
このほか、カメラの映像を静止画キャプチャーする「SnapShot」ボタン、miuroが搭載する各種センサーの情報を表示する「Sensorチェックボックス」、無線LANの接続状況を示す「通信インジケータ」、移動速度を調節する「Speedスライドバー」などを装備。リモコン操作ではゆっくりとしか動かないmiuroだが、スライドバーを動かすと「リモコン操作時の2倍から2分の1まで移動速度を調節できる」ようになる。
「PCコントローラ」の動作環境は、Pentium 4/1GHz以上、256Mバイトのメモリ、500MバイトのディスクスペースがあるWindowsマシン。OSは、Windows XP SP2。DirectX 9.0c以上、Direct3Dをサポートしたグラフィックボードが必要だ。
同社では「PCコントローラ」を皮切りに、miuroの機能をアップするアプリケーションを随時追加していく構えだ。たとえば4月に登場する「自律移動パッケージ」では、あらかじめ登録したリスニングポイントへmiuroが自動的に移動するようになる。ユーザーは、リモコンかコントロールソフトの数字ボタンを押すだけでいい。価格は1万9800円。PCコントローラ機能も包含されるため、先にPCコントローラを購入したユーザーは差額の1万5000円で購入できる。
また、6月にリリース予定の「遠隔コミュニケーションパッケージ」では、携帯電話を使って自宅のmiuroを操作し、カメラ画像を確認したり、音楽を再生するといったことが可能になる。価格は3万5600円。PCコントローラおよび自律移動パッケージの機能を含み、やはりユーザーは差額だけで購入することができる。
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