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「硫黄島」2部作の日本編――「硫黄島からの手紙」新作DVD情報

太平洋戦争の激戦として知られる硫黄島決戦。この戦いを日米双方の視点から見つめるという前代未聞の試みをしたイーストウッド御大渾身の2部作。まずは日本軍バージョンの「硫黄島からの手紙」が4月20日に登場。

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硫黄島からの手紙 特別版

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 ハリウッドを代表する大スターであると同時に、「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」でオスカーを受賞するなど、映画監督しても絶賛されているクリント・イーストウッド。彼が太平洋戦争の激戦地、硫黄島の決戦を日米双方の視点から描くという前代未聞の試みをした「硫黄島」2部作、「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」がDVD化される。

 まずは日本側の視点で描いた「硫黄島からの手紙」が、4月20日に1枚組の通常版(2980円)と2枚組の特別版(3980円)の2バージョンで登場。

 特別版には撮影風景を収めたメイキング映像、キャスト、日本武道館でのワールドプレミアの模様、グランドハイアット東京での記者会見の模様、オリジナル劇場予告編など約50分の特典映像を収録。初回限定として特製BOX付き。

 戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、日本の最重要拠点である硫黄島に新たな指揮官・栗林忠道中将が降り立った。アメリカ留学経験を持つ栗林に、本土防衛の最後の砦が託されたのだ。栗林は着任早々、一時しのぎの戦法を一新し、命を無駄に散らすことを避けようと地下要塞の構築を進めていく。そんな栗林との出会いに、硫黄島での生活に絶望を感じていた西郷は、かすかな希望を抱き始める。その一方で、栗林のやり方に反発する将校たちも現れて……。

 圧倒的なアメリカ軍の前に5日ももたないだろうと言われていた硫黄島の戦闘は、結果、36日にも及ぶことになった。泥沼と化した戦闘シーンが延々と続き、自滅シーンはゲンナリするほどの凄惨さ。負けることが目に見えていた絶望的な戦線に、彼らはなぜ送られなければならなかったのか?戦線から61年を経て掘り起こされた、届かなかった手紙に書かれていた真実とは?

 アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、音響効果賞の4部門にノミネートされ、音響効果賞を受賞した。

 伝説的な司令官・栗林中将を演じるのは、ハリウッドでの地位を築いた渡辺謙。一兵卒として戦場での命のむなしさを目の当たりにしながらも成長していく西郷に嵐の二宮和也。馬術で金メダルに輝き、バロン西の名で知られている西竹一中佐に伊原剛志。元憲兵隊のエリート士官でワケあって硫黄島に送られた新入りの清水を加瀬亮。栗林中将にことごとく反発し、奇策を拒否する厳格な軍人・伊藤に中村獅童。彼らの一世一代の大熱演に注目だ。

 単体でも楽しめる作品だが、日本・アメリカの両面を知ってこその硫黄島。5月3日発売の「父親たちの星条旗」と併せて観ることをおススメする。

関連サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/(公式サイト)

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