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第69回 春の花と鳥の関係今日から始めるデジカメ撮影術(3/3 ページ)

東京では3月より2月の方が暖かかったような、不思議な暖冬ぶりを示してくれた2007年。そのおかげで春の花も早めに顔を出し、徐々に華やかになってきたわけで、写真を撮るにもいい季節になってきた。

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花と鳥

 今回は(チューリップを除いて)樹木系を中心にしてみた。冬から春への移行は、枯れ木に葉が出て花が咲いて、と風景が大きく変わるのがまた楽しい。春は樹木。

 というわけで、最後は花と鳥。

 梅も桃も桜も、歩いてると上の方から鳥の声が聞こえてくるはず。よく見ると、小さな鳥があっちへこっちへ飛んでは花に顔を突っ込んでる。枝や花が邪魔になって見つけづらいけど、声のする方向へ顔を向け、揺れてる枝を探せば結構みつかるもの。鳥がとまると枝が重みでゆれるから、見つけるときにいい。

 でも遠いから難しい。今回は10倍ズームカメラで撮ってみた。

 カンヒザクラに止まったメジロ。小さすぎてよく分からんわな。そこでデジタルズームの登場。

 メジロの目の周りをペンキで塗ったような白さまで。デジタルズームだと画質が劣化するけれども、まあ、画面で見るくらいのサイズなら結構イケるもの。

 デジタルズームを使わなくても、あとでパソコンでトリミングしちゃうのも手。それがこちら。

 ピンクのカンヒザクラを背景に、美味しそうな花を探してるメジロ。じっとしてくれてないのでちょっと顔が被写体ブレしてるけれども、多少はしょうがない。

 ちなみに、「梅にウグイス」って言葉があるのでこれを「ウグイス」と思って観てる人がいるけれども、梅の花に止まってるウグイス色の鳥は、たいてい「メジロ」です。こんな感じ。

 デジタル一眼レフで撮影した梅の花に顔を突っ込んでるメジロ。

 他にもシジュウカラもよく止まってるけど、メジロやシジュウカラは小さいのでよほどの高倍率じゃないときれいに撮るのは難しい。食事中は多少無防備とはいえ、視線を感じると逃げちゃったりするから、気配を消して近くに来るまでじっとしてるのも重要。

 ヒヨドリくらいのちょっと大きめの鳥になると10倍ズームカメラがあればデジタルズームを使わなくても撮れる。

 まあメジロやシジュウカラに比べるとかわいげはないけれども、これはこれでキリっとしててよい。

 こんな風に身体をひねって花に顔を突っ込んでる。ちょっとパソコンでトリミングしてやれば、器用にねじってるのがよく分かって面白い。

 時には花だけじゃなく、鳥にも目を向けてみよう。

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