写真で解説する新「ブラビア」の機能(3/3 ページ)
ソニーが発表した“BRAVIA”(ブラビア)の新シリーズ「J3000/J5000」は、10bitパネルや120Hz駆動によって階調性や動画解像度を改善し、DLNAや「アプリキャスト」など、ネットワーク機能も大幅に強化している。それぞれの機能を細かく見ていこう。
ネットワーク機能の充実もJ5000/J3000の魅力だ。まずDLNA準拠の“ソニールームリンク”機能。ルームリンクというと外付けのメディアプレーヤーを思い出すが、今回から同社はDLNAなどホームネットワークを介して動画や写真、音楽などを共有できる機能を「ソニールームリンク」として訴求していくという。
J3000/J5000の場合、ネットワーク経由で再生できる動画はMPEG-2に限られるが、J3000シリーズの20V型クラスのテレビにも盛り込まれたのは嬉しいところだ。
テレビ向けWebサービスの「アクトビラ」にも対応している。ただし、アクトビラの場合は全画面表示が前提のため、テレビ視聴と平行した“ながら見”に対応しにくい。そこで登場したのが新機能「アプリキャスト」だ。
アプリキャストは、スクリプト言語で記述された簡易ネットワークアプリケーション。J3000/J5000では、電源が入るたびに、ソニーのサーバを参照して新しいアプリキャストをチェック。XMB上にカタログ表示されるため、「New」マーク付きのものは「登録」すると利用できるようになる。登録したアプリキャストは、テレビ画面の右側に5つまで並べることが可能だ。
アプリもコンテンツもネットワークを介して持ってくるため、いつでも最新版。また、モノがアプリケーションだけに、HTMLやBMLに比べると“できること”の幅はかなり広がるはずだ。パソコンユーザーなら「ウィジェット」を思い浮かべると判りやすいだろう。
コンテンツ面では、Amazon.co.jp、楽天、ソネットエンタテインメント、ヤフーなどがパートナーとして名乗りを上げており、テレビを見ながら毎日のニュースや天気予報、占いなどが楽しめる。また、写真共有サービスやオークション情報などもラインアップ。単なる文字や画像に止まらない、ユニークなコンテンツが登場する可能性もある。
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