パイオニア、映り込みを抑えたプラズマ「ピュアビジョン」
パイオニアは、プラズマテレビ“ピュアビジョン”の新製品「PDP-A507HX」「PDP-A427HX」を発売する。新フィルターの搭載で照明や外光などの影響を低減させた。
パイオニアは4月5日、プラズマテレビ“ピュアビジョン”の新製品「PDP-A507HX」「PDP-A427HX」を4月下旬より販売開始すると発表した。価格は50V型のPDP-A507HXが56万円、42V型のPDP-A427HXが45万円。
同社はプラズマテレビ製品において以前より前面フィルターのガラスを省略し、PDP部と一体化した「ダイレクトカラーフィルター」で画面のボケ感を抑えていたが、新製品ではさらに改良を加えた「新ダイレクトカラーフィルター」を装着。コントラストと色再現性を向上させながら、照明や外光などの外的要因による影響を低減させている。
パネルは2006年モデルと変わらぬ「新P.U.R.E. Black Panel」で、発光効率の向上や放電の安定化を実現した「高純度クリスタル層」により、深引き締まった黒を再現する。解像度はPDP-A507HXが1366×768ピクセル、PDP-A427HXが1024×768ピクセル。
描画エンジンも「新P.U.R.E. Drive II」が継続採用されている。「フレックスCLEAR駆動法」によって階調表現の配分を自動調整するほか、絵柄にあわせて最適な色合いを表現する「インテリジェントカラー」や同じく絵柄にあわせてリアルタイムに先鋭感を補正する「インテリジェントダイナミックレンジエキスパンダー」などの機能を備える。
両製品とも地上/BS/110CS対応のデジタルチューナーを2基搭載し、入力端子としてHDMI端子×2を搭載するほか、3つのD4端子を含め、6系統のビデオ入力を持つ。i.Link(TS)は2系統。パソコン接続用のRGB端子(ミニD-Sub15ピン)も備えた。もちろん、DVDレコーダーの再生が簡単に行える独自の「レコーダーホットリンク」にも対応する。
サイズはPDP-A507HXが1224(幅)×795(高さ)×115(奥行き)ミリ/37.4キロ、PDP-A427HXが1040(幅)×679(高さ)×115(奥行き)ミリ/29キロ(いずれもスピーカー取り付け時)。
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