ニュース
ソニー、120Hzフレームレート表示が可能なSXRDを開発
ソニーはプロジェクター用表示デバイスとして「0.61型ハイフレームレート SXRD」を開発した。液晶の駆動速度を高速化し、残像感の少ない描写を可能にする。
ソニーは4月5日、プロジェクター用表示デバイスとして「0.61型ハイフレームレート SXRD」を開発したと発表した。同社製の家庭用プロジェクションテレビやビデオプロジェクターへ搭載される予定となっているほか、外販も積極的に展開するという。
SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)は同社独自の反射型液晶ディスプレイデバイスで、2005年9月に開発された同サイズ(0.61型フルHD)/同解像度(フルHD 207万画素)ながらも液晶の駆動速度を2倍の240Hzに高速化させ、120Hzのフレームレート表示を可能にした。高速化によって、動きの速いシーンでのブレやボケを抑制することが可能になる。
標示エリアやパッケージサイズは既存デバイスと変わらず光学エンジンの流用も可能だが、デバイス構造の最適化が進められた。この最適化によって、水銀ランプからキセノンランプ、LED、レーザーまで各種光源へ柔軟に対応することが可能となっている。
関連記事
- 4K SXRDなど最新ソニーAVを体感できる“繭”、銀座ソニービルにオープン
銀座ソニービルにリアルさや“本物感”を伝えるホール「OPUS」(オーパス)がオープン。フルHDの4倍以上という解像度を実現する「4K SXRD」プロジェクターによる超高精細映像が楽しめる。 - ソニー、SXRD搭載のフルHDプロジェクター「VPL-VW50」
ソニーは8月30日、0.61型「SXRD」(Silicon X-tal Reflective Display)搭載のフルHD対応フロントプロジェクター「VPL-VW50」を発表した。価格は73万5000円。 - ソニー、フルHDパネルのA2500シリーズ2機種発表
ソニーは“BRAVIA”の新製品として、独自開発のフルHDパネルを搭載したSXRDプロジェクションテレビ2機種を発表した。 - 麻倉怜士の「デジタル閻魔帳」:フルHDプロジェクターのススメ
フルハイビジョン対応のプロジェクターが熱い。50万円を切る製品も登場し「いよいよ、憧れのフルHDホームシアター環境を……」と考えるユーザーも多いだろう。今回は麻倉怜士氏に、最新フルHDプロジェクターのお薦めポイントを聞いた。 - 動き始めた“夢の表示デバイス”――ソニー「SXRD」
米ソニーからフルハイビジョン対応の70型リアプロTVが登場した。リアプロTVでフルHDを可能にしたのが、ソニーが開発したプロジェクター向けディスプレイデバイス「SXRD」だ。SXRDの可能性と今後の展開についてSXRD開発者に話を聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.