「旋回時には、方向ボタンを押しっぱなしにしてしまいがちですが、正しく飛ばすには“ちょん、ちょん”と断続的に押す必要があり、慣れないと難しいでしょう。でも、オートモードにしておくと、ボタンを押しっぱなしにしても赤外線信号は断続的に送信されるため、簡単に旋回できます」(同社)。
なるほど。エアロソアラの操縦に四苦八苦した人たちは要注目だ。
機体の基本性能も向上した。たとえば、高性能充電池を採用することで、1回の充電で飛行できる時間は約5分まで延長。また写真を見てもらえばわかるように、主翼や尾翼の印刷面を拡大し、飛行機のデザイン性をアップしている。9月14日に発売される第1弾の3機種は、いずれも明るくポップなイメージだが、第2弾では迷彩柄の飛行機なども検討されている。
Q-skyの価格は4200円。初代エアロソアラが2機購入できる値段になってしまったが、レビュー中にエアロソアラを壊してしまった人たちはきっと買うと思う。
ヘビーチューンの「Q-STEER」(キューステア)
同じく赤外線コントロールのチョロQ「Q-STEER」(キューステア)も進化する。今年のポイントは、車の命“駆動系”だ。
まず、「Q-STEER ハイパフォーマンスセット」として、ハイスピードギアユニットを採用した「コルベットC3」、スピンタイヤとパイロンが付属するジムカーナ仕様(?)の「スカイラインGT-R」(ハコスカ)、そしてハイスピードモーターを搭載した「スカイラインGT-R」(R32)の3種が、4月から8月にかけて相次いで登場する。
これらのパーツは、既存のQ-STEERに取り付けることも可能だ。ということは、ハイパフォーマンスギアユニットとハイパフォーマンスモーターを組み合わせた“最高速仕様”を作り上げることもできる。
実際、展示会場のデモコーナーでは、ハイパフォーマンスパーツを組み合わせたデモカーが元気よく走り回っていた。「スピードが違うのはもちろん、従来は乗り越えられなかった段差(パンフレットの山)をぐいぐい上っていく」(同社)。ただし、残念ながらパーツの単体売りは予定されていないため、最高速仕様を作るためには、少なくとも2台の新製品を購入しなければならない。価格は各1575円。
一方、9月にはディズニー/ピクサーアニメ「カーズ」の主人公である「マックィーン」がQ-STEER化される。しかも、軸の中心をずらした「ノコノコタイヤ」が付属していて、アニメと同じように左右に揺れつつかわいく走るのだ。価格は1890円。
ノコノコタイヤも既存のQ-STEERに取り付け可能。ということで、ハイパフォーマンスパーツと組み合わせれば“最高速ノコノコ仕様”ができあがるハズ。どなたか試していただきたい。
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