レビュー
カメラ好きにはたまらないハイエンド広角デジカメ――リコー「Caplio GX100」:レビュー(3/6 ページ)
リコーの「Caplio GX100」は、「GR Digital」にズームレンズと手ブレ補正などを搭載したようなハイエンドコンパクト。24〜72ミリ相当の超広角ズームも備え、カメラ好きにはたまらない一品だ。
ユニークな着脱式EVFとハイエンドらしい操作性
GX100は他のCaplioやGR Digitalと同様液晶モニターのみで光学ファインダはない。液晶モニターは2.5インチで、GR Digitalよりはっきりして見やすくなった。これはよい。
GR Digitalではホットシューに装着する光学ファインダが別売りで用意されていたが、GX100はさらにユニークな仕組みを用意した。ホットシューに装着するEVFが同梱されるのである。
EVFには円形の目当てがついており、後ろに少し飛び出る。が、構造上アイピースの位置が高くなるため、実際に構えるとちょうどよい位置になる。目当てが少し小さいもののなかなか見やすい(左)、EVFは90度上に向けることで、上から覗き込むスタイルでローアングル撮影ができる。これはなかなか便利でよい(右)
このEVFは90度傾くので、ローアングル用のファインダーとしても利用可能だ。これは便利で面白い試みである。EVFは小型軽量なので、普段は外してバッグのポケットにでもいれておけば邪魔にならない。使ってみると、なかなか見やすく、少しかさばるのが問題ないなら常時つけておきたいくらいだ。90度傾けてスクエアフォーマットで撮ると非常に楽しい。
操作系はGR Digitalをほぼ継承しているが、背面にあるクリック付のダイヤルがレバーに変更された。好みもあるだろうが、ダイヤルの操作感が好きな人には残念。
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