毎度お馴染み、お手軽アンケートツール「Quick Poll」。今回のお題は「いま興味のある生活家電は?」。5月も終わりに近づき、夏ボーナスの使い道を考え始める人も徐々に増えるこの時期、最も関心を集めたのは?
結果はご覧の通り。エアコンから食器洗い乾燥機、洗濯乾燥機、空気清浄機、IHクッキングヒーター、スチームオーブンレンジと選択肢を用意したが、IHクッキングヒーターへの関心が他の選択肢に比べると低いことを除けば、さほど差のつかない結果になった。
基本的に生活家電は家庭内での寿命が長く、利用中の製品に不都合を感じない限り買い換えを検討することは少ない。そのことも、このような結果になった要因のひとつと思われる。ただ、それだけに、いざ買い換えを考えてパンフレットなどを集め始めたりすると、家電の進歩に驚く人も多いはず。
例えば結婚を機にレンジの買い換えを考え始めたとしよう。単身者向けに販売されているレンジの多くは電子レンジとオーブントースターの機能を併せ持つオーブンレンジだが(電子レンジのみの単機能製品も多い)、家庭向けとして各社が用意するフラグシップモデルの多くが、蒸気(過熱水蒸気)で調理する機能を持っている。これはここ数年で顕著となってきた傾向だ。
「蒸気で調理するレンジ」――これだけでも数年ぶりに買い換えを検討する向きにとっては大きな驚きになるが、最近の製品では「うまみを高める調理法の搭載」をうたう製品が多い。蒸気を使うことで減塩/減脂を行うことはもちろん、同ジャンルの先駆けとなったシャープの「ヘルシオ」は「酸化と細胞破壊を抑え、おいしさキープ」とアピールし、ナショナルの「スチームエレック」は「レンジとヒーター、スチームの合わせ技でプロの味」とうたう。
ものがものだけに試用しながら自分にマッチした製品を探すことは難しいが、「蒸気」という新要素が入るだけで調理の幅が広がることだけは間違いない。確かにこれらの製品は価格もそれなりにしてしまうが、単純な買い換えと考えず、新しい調理器具を購入すると考えればまた違った価値を見いだせそうだ。
関連記事
- 「ヘルシオ」とスチームオーブンは何が違う?
先日、シャープが新型「ヘルシオ」を発表した。2004年に登場したヘルシオは、“水で焼く”オーブンとして注目を集め、現在のスチームオーブン流行を先導している。では、何が違うのだろう。 - 今度は“プロ仕様”、シャープが第3世代「ヘルシオ」発表
シャープは“ウォーターオーブン”「HEALSIO」(ヘルシオ)の新製品を発表した。過熱水蒸気発生器のパワーアップにくわえ、料理研究家の高城順子氏と共同開発した「健康セットメニュー」を搭載。 - 東芝、MAX350度の水蒸気で調理するオーブンレンジ
東芝コンシューママーケティングは7月19日、最高温度350度の加熱水蒸気調理が可能なオーブンレンジ「カロリエ ER-D350」を発表した。 - “水で焼く”オーブン、シャープから
300度の水蒸気で加熱する。余分な脂や塩分を落として調理できるという。 - 達人の“合わせ技”搭載〜松下の新オーブンレンジ
松下が新しいオーブンレンジ「スチームエレック」を発売する。レンジ、オーブン、スチームという3つの熱源を調整して調理を行う“合わせ技”が特徴。スチームのパワーも向上し、余分な脂や塩分を落とす「ヘルシー」な調理も可能になった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.