ヤマハ、音声回路に専用チューニング施したHDMI対応AVアンプ
ヤマハがHDMI対応の7chAVアンプ「DSP-AX861」を発表。専用のチューニングを施した音声回路や新開発の大型電源トランスなどを搭載したほか、「ピュアダイレクトモード」も備えオーディオ性能を高めた。
ヤマハは6月27日、HDMI端子を搭載した7chAVアンプ「DSP-AX861」を7月10日より販売すると発表した。価格は11万250円。
DSP-AX861はHDMI入力2系統/出力1系統を備え、1080pのフルハイビジョン映像信号、SACDのDSD音声、Blu-ray DiscやDVDオーディオの192kHzPCM音声などに対応する。中級価格帯の製品ながらABT製のビデオスケーラーやADI製のビデオデコーダー/エンコーダーなどを搭載し、映像品質を高めた。アナログ映像信号を1080i/720pへアップスケーリングする機能も備えている。
定格出力は105ワット×7。電源部には新たに開発した大型電源トランスとカーボンシース・ブロックケミコンを装備した。オーディオ回路には専用のチューニングを施し、音質を向上させている。
映像回路を停止することでオーディオアンプとしての性能を高める「ピュアダイレクトモード」を搭載した。すべての音声入力に反映させることが可能で、アナログ信号はボリューム回路へ直接接続し、PCMデジタル信号ではDACへ直結する。圧縮音源の音の厚みや伸びなどを補う「ミュージックハイエンサー」も備えた。
そのほか、音の臨場感を高める独自のサラウンド機能「シネマDSP」を改良した「シネマDSP-plus」を搭載。また、スピーカーの有無やサイズ、音量差、距離差、特性差の5項目を自動で測定して最適化する「YPAO(Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)」を備え、ホームシアターの構築を手軽なものにしている。
本体サイズは435(幅)×171(高さ)×421(奥行き)ミリ。映像入力はHDMI×2、Sビデオ×5、D4×3、コンポーネント×3、コンポジット×5、映像出力はHDMI、Sビデオ×3、D4、コンポーネント、コンポジット×3となる。音声入力はアナログ×9、デジタル×6(光×4、同軸×2)を備え、音声出力はアナログ×3、光デジタル。また、オプションのiPod用ドック「YDS-10」に対応した接続端子を装備しており、YDS-10を介してiPodの音楽再生や画像/映像の表示が可能なほか、アンプ側のリモコンでiPodを操作することもできる。
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