レビュー
夏の行楽に最適なヘビーデューティ機――オリンパス「μ780」&「μ770SW」:レビュー:「デジカメ中華旅行・海編」(2/3 ページ)
天候や場所を問わずに扱える防水デジカメ「μ770SW」で海辺のスナップを、手ブレ補正対応の光学5倍ズーム機「μ780」で中国の夜景を撮ってみた。これからの行楽シーズンに向け、旅行やレジャー用に重宝しそうなカメラだ。
手ブレ補正対応「μ780」で撮る夜景
続いて上海の市街地に戻って夜景を撮影した。本来は、カメラを三脚にセットして低感度で撮ると美しい夜景になる。ただし、ちょっとした旅行に三脚を持って行くのは厄介だし、フットワークが悪くなる。そこで今回はあえて三脚は使わず、手持ちでの夜景撮影を試みた。
「μ780」は、CCDシフト式の手ブレ補正機構を内蔵するので、感度をあまり高めずに手持ちで撮ってもブレにくい。ズームのワイド側なら1/4秒の低速シャッターでも、ほとんどのカットはブレなかった。また、歩道橋や橋の欄干にカメラを置いたり、その場にある木やベンチなど適当なものにカメラを押し付けてシャッターを押せば、たとえ三脚がなくても何とかなる。
ただし、μ780はシャッターボタンを半押ししても、シャッター速度が表示されない。シャッター速度を見て、ブレるかブレないかの判断をしたいところだが、それができない。ほかのμシリーズと同じく、基本は押すだけのフルオート機であるため、撮影時に余計な情報を表示させず、なるべくシンプルな操作を意図してるためと思われる。代わりに、ブレる危険性が高くなる低速シャッター時には、フラッシュマークが点滅する。
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