JBL、新ツィーター搭載のミドルクラススピーカー「New Aシリーズ」
JBLから新ツィーターを搭載したミドルクラススピーカー「New Aシリーズ」が登場。トールボーイとブックシェルフ、センタースピーカーが用意され、オーディオからシアターシステムまで対応。
ハーマンインターナショナルは7月10日、JBLブランドのホームオーディオスピーカーの新製品「New Aシリーズ」を7月下旬より販売開始すると発表した。トールボーイ型の「A660」、ブックシェルフ型の「A60」、センタースピーカーの「A66 Center」が用意され、価格はA660が9万4500円(1本)、A60が10万5000円(2本ペア)、A66が6万3000円。
いずれにも新開発された38ミリの「タンジェリンシャル・リング・ツィーター」を搭載。特徴的なタンジェリンシャル・リブを持つリングダイヤフラムをセンターとセンターコーンとアウターホーンで挟み込む構造で、透明感のあるサウンドと明瞭な音場を作り出す。
A660は38ミリ径タンジェリンシャル・リング・ツィーターに、2基の165ミリ径のウーファー(ピュアパルプコーンウーファー)を搭載することで、アッパーウーファーが高域までつながるワイドレンジの再生を可能にした。再生周波数特性は45Hzから45kHz。また、低域ボトムを拡張する「スタガーチューニング」により、広域な再生特性と明確な音像定位を両立している。サイズは240(幅)×995(高さ)×270(奥行き)ミリ、19.8キロ。バイワイヤー端子も備える。
A60は38ミリ径タンジェリンシャル・リング・ツィーターと165ミリ径のウーファーを1基ずつ搭載するブックシェルフ型。シングルウーファー用にチューニングされたコーンウーファーを備えるほか、振幅特性に優れたハイコンプライアンス設計によって、高速なレスポンスとサイズを超えた低域再生能力を手に入れている。再生周波数特性は50Hzから45kHz。A660とのトーンマッチングもはかられており、マルチチャネル再生時のリアスピーカーとしても機能する。サイズは240(幅)×360(高さ)×266(奥行き)ミリ、8.2キロ。
A66 Centerは38ミリ径タンジェリンシャル・リング・ツィーターに、2基のセンタースピーカー専用に開発された133ミリ径のウーファー(ピュアパルプコーンウーファー)を搭載。A660/A60との最適なマッチングを見せるチューニングが施されている。再生周波数特性は55Hzから45kHz。サイズは515(幅)×200(高さ)×237(奥行き)ミリ、7.8キロ。
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