レビュー
東芝の“勝負機”「RD-A600」を検証する(後編)(2/4 ページ)
後編では、「RD-A600」の使い勝手を検証していこう。レコーダーとしての機能は、その多くが「RD-S600」から継承したものだが、「RD-XD91/71」から導入された「RDエンジンHD」を「VARDIAエンジン」に進化させ、カタログではわかりにくい部分にも多くの改善が施されている。
録画予約の一覧は8件ずつ。ユーザー予約(番組表からの予約や手動予約)とおまかせ自動予約は別々に一覧することも可能。左の実行欄のチェックを外すと、一時的に録画予約を保留できる。一覧から該当する録画予約を含む番組表を呼び出して、前後の番組や同時間帯の番組を確認するといったことも簡単に行える
「編集ナビ」からは編集やダビングに加えて録画番組の再生も可能。録画予約関連以外の作業はほぼ全てここから実行できる。編集はチャプターベースで、フレーム単位でのチャプター設定が行える。ダビングにも利用出来るプレイリストの作成、番組結合なども可能だ
RD-S600から名称が改められたのが「スタートメニュー」。以前の「簡単メニュー」に相当する機能で、電源ON時に自動起動させることができる。これは「カンタロウ」からのフィードバックといえるが、放送中の番組も同時に表示されるためチューナー代わりに利用するといった場合でも自動起動でさほど邪魔に感じることはない。また本機では「ぷちまど」と呼ぶ機能でトピックを表示するようになり、お勧めサービスの更新情報なども確認できるようになった
「見ながら選択」もRD-S600から搭載された機能。放送や録画済番組を視聴しながら画面下半分1/3程の部分にポップアップするウインドウで放送中、次に放送される番組や録画済み番組を一覧し、チャンネル切替や録画予約、録画番組の再生開始が可能だ。また番組表からは放送中の番組を選択すると、視聴するか録画するかを選択できるようになった。この点は競合製品では可能な製品も多かっただけに待望の機能といえる。
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