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札束が乱れ飛ぶバブリーな東京へ――「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」新作DVD情報

ワンレン、ボディコン、お立ち台……現在の不景気を招いたバブル崩壊を食い止めようと、ヒロスエが、日本が最もハイテンションだった90年代バブル時代へタイムスリップ!

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バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 スタンダード・エディション

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 「私をスキーに連れてって」や「彼女が水着にきがえたら」など80年代に一大ムーブメントを起こしたホイチョイ・プロダクションズ、8年ぶりの新作「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」が、8月17日にスタンダード・エディション(3990円)とスペシャル・エディション(5985円)でDVDリリースされる。

 スタンダード・エディションはメイキング映像“バブルへGO!!完全取扱説明書”、予告編集(特報・本予告・テレビCM)、キャスト&スタッフプロフィールを収録。また音声特典として、馬場康夫監督やフジテレビ・笠井アナウンサー、尾上特技監督ら総勢7名が参加した音声解説のほか、劇場公開版とは違うセリフのエンディング・バージョンも収録している。

 スペシャル・エディションは2枚組。特典ディスクには撮り下ろしの“総理に聞く”を収録。八木亜希子アナウンサーが、本編にちょっとだけ登場する下川路総理大臣にインタビューするという架空の報道番組だ。ほかにも日立製作所の“和田倉研究員に聞く”、馬場監督とキャストのインタビューを交えたメイキング“タイムスリップ・ラブコメディーのすべて”、バブル時代に関するクイズが満載“BUBBLE QUIZU-バブル検定-”、タイムトラベルなどの“VFXメイキング”、現地ファンから熱烈歓迎を受けた香港映画祭の模様“超★カワイイ(ハート)ドキュメント!!”など盛りだくさん。

 元カレの借金返済に追われる22歳の真弓(広末涼子)は、キャバクラで働いていた。そんなある日、母親の真理子(薬師丸ひろ子)が海で投身自殺したという訃報が届く。葬儀を行っていた真弓の前に、財務省の官僚、下川路(阿部寛)が現れ、真理子は死んでいないと告げる。

 「日立家電研究所」で働いていた真理子は自作のタイムマシンで90年の東京に行き、行方不明になったというのだ。目的は、借金が800兆円にも膨らみ、713日後に迫る日本経済崩壊を食い止めること。こうして、真弓は母救出のため、洗濯機型タイムマシンでバブリーな90年の東京へ向かうが……。

 懐かしい六本木の街角が再現され、ディスコにワンレン、ボディコン、肩パット、トサカヘアにワンレン、ソバージュ、タクシーを拾うのに札を振りかざすなど、わずか17年前のニッポンの風景が映し出される。「懐かしい〜」と見るか、「何だあの服装は」と広末涼子と共に爆笑するかは、世代によって反応が分かれそう。ストーリーは「くだらね〜」とツッコミつつも、バブル崩壊を食い止められるかというワクワク感あり。

 キャストも◎。主演・広末涼子の可愛さを再確認し、阿部寛も二枚目半のキャラがすっかり板についている。ディスコにはお立ち台で踊る飯島愛、Jリーグ全盛期のラモス瑠偉、そして飯島直子がブレイクする前という設定で登場するなど、本人役でカメオ出演しているのも楽しい。

 なかなか面白い作品で、暇つぶしに見るには最適。バブル期の申し子、ホイチョイ・プロの原作だけに、ノーテンキなノリを楽しんだもの勝ち。

関連サイト:

http://www.go-bubble.com/index.html(公式サイト)

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