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スピーシーズ、カメラ付き二足歩行ロボット「SPC-101C」を発売:歩くWebカメラ
スピーシーズは、インターネットロボット“MI・RAI-RT”の新製品として、頭部にCMOSカメラを内蔵した「SPC-101C」を9月に発売する。
スピーシーズは8月30日、インターネットロボット“MI・RAI-RT”の新製品として、カラービデオカメラを内蔵した「SPC-101C」を発表した。ネットワークを介した遠隔操作も可能な「歩くWebカメラ」(同社)。価格は33万6000円。9月1日に受注を開始する。
昨年9月に発売した“MI・RAI-RT”こと「SPC-101」(29万4000円)の頭部に27万画素のCMOSカメラを搭載。付属の受信器はNTSC出力だが、オプションでUSB出力も可能になり、ネットワークを通じたリモート監視などに利用できる。
そのほかの仕様はSPC-101と同じ。身長約33センチ、体重1.5キロのスマートなボディに22自由度と3箇所のLED表示、無線LAN機能などを装備。ロボットの動作(モーション)やBGMに声のメッセージを組み合わせた「3Dメッセージ」など、ネットワーク接続を生かしたエンターテイメントを提供する。
スピーシーズでは、併せて「PCとの連携によるアプリケーションソフト開発環境」(OpenRoads)を公開して一般企業やソフトウェアエンジニアのロボットアプリケーション開発を促進することや、イベントなどを対象とした「ロボットタレント派遣事業」を開始することも明らかにしている。「OpenRoads」の利用は無料。再配布や商用利用も可能だ。
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