レビュー
フルHD対応の小型デジタル“ビデオ”カメラ――Xacti DMX-HD1000:レビュー(4/6 ページ)
フルHDに対応したXacti「HD1000」が登場。これまでの「動画メインのデジカメ」から一変、「静止画も撮れるデジタルビデオカメラ」になったのだ。フルHDの実力を、作例とももにご覧あれ。
特徴は円形ボタンの上にある「フルオートボタン」と、液晶パネルの左にある「SIMPLE/NORMAL」切替ボタン。
シンプルモードではこのように機能は最小限で各項目へ親切な解説が表示される。機械が苦手な人もこれでOK。さらに音声ガイドも従来通り装備している(左)。ノーマルモードのメニュー。撮影用に3画面、オプション設定に3画面ある。十字キーでタブを選び、各項目をセットする(右)
前者はこれを押すと自動的にフルオートモードになり、すべてのセッティングが自動的に決められる。
後者は通常はNORMALで、SIMPLEにするとメニューが制限され、極めてシンプルになる。動画モードは、フルHD、TV、Webの3種類しかない、というくらい。非常に初心者を意識した、ビデオカメラっぽい設計になっているのが分かる。
液晶モニターは2.7インチのワイド。これはなかなか大きくて見やすい。
もうひとつ大きく変わったのはバッテリー。バッテリー自体が大きくなり、容量も増え、連続撮影時間も長くなった。
なお撮影機能はハイエンド機だけあって豊富でマニュアル露出も可能。ここでのISO感度設定や露出は動画にも静止画にも影響を与える。シャッタースピードを速く設定すれば動画時もそのシャッタースピードで撮影する。また暗いところでは「高感度モード」が使える。高感度モードにすると実質上のフレームレートは落ちるがその分シャッタースピードを遅くするので画質が維持できる。
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