オリンパス、超音波で高速駆動の交換レンズ3機種
オリンパスが、同社初となる超音波駆動方式を採用した交換レンズを発表した。高速でAFシステムを駆動させ、1000分の1ミリ単位で駆動位置を制御する。
オリンパスイメージングは10月17日、フォーサーズシステム準拠の交換レンズを3機種発表した。価格は「ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD」が12万4950円、「ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD」が14万7000円で、発売日はともに11月23日。「ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWD」は30万9750円で、2008年春の発売を予定している。
3機種いずれも、AF駆動に同社初となる超音波駆動方式「SWD」(スーパーソニック・ウェーブ・ドライブ)を採用した。小型で高出力な超音波駆動素子を2つ搭載し、静かな駆動音で高速なAFを行なうことができる。また超小型光エンコーダーを搭載し、回転ダイレクト検出を行なうことで、1000分の1ミリ単位のレンズ駆動位置制御が可能。
ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDは、35ミリ判換算で24-120ミリ相当の焦点距離をカバーし、最短撮影距離はズーム全域で25センチを実現した。レンズ構成はスーパーEDレンズ1枚とEDレンズ3枚を含んだ10群14枚。同日発表したデジタル一眼レフカメラ「E-3」と組み合わせることで、標準ズームレンズのクラスでは世界最速(同社調べ)のAFスピードを実現するという。サイズは79.5(最大径)×98.5(全長)ミリ。重さは575グラム。
ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDは、35ミリ判換算で100-400ミリ相当の焦点距離を持つ超望遠レンズ。ズーム全域で最短撮影距離1.2メートルを実現している。SWDにより合焦スピードを従来モデル「ZUIKO DIGITAL ED 50-200 F2.8-3.5」と比べて約2倍にまで高めた。レンズはEDレンズ3枚を含む15群16枚構成。サイズは86.5(最大径)×157(全長)ミリで、重さは995グラム。
ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWDは、世界で初めて(同社調べ)ズーム全域でF値をF2.0としたプロ仕様の標準ズームレンズ。35ミリ判換算での焦点距離は28-70ミリに相当し、ズーム全域で35センチまでの近距離撮影能力を備えた。レンズ構成はEDレンズ2枚を含む17群18枚。サイズは86(最大径)×123(全長)ミリで、重さは915グラム。
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