5万円以下で買いたいデジ一眼アクセサリー:バイヤーズガイド(2/2 ページ)
まだまだ人気のデジタル一眼レフ。「夏ボ」で手に入れたなら、そろそろステップアップの時期だ。カメラライフを充実させる、5万円以下のアイテムをご紹介。
夜景撮りなら三脚
被写体ブレがないような夜景撮影や風景撮影ならばストロボは不要だが、今度は手ブレが問題となる。そうしたときに必要なのが三脚。三脚はカメラを固定して撮影できるので、シャッタースピードが遅くなっても手ブレの心配がない。ただ、重量のあるデジ一眼(とレンズ)を乗せてもきちんとブレずに固定できる、しっかりとした製品を選ぶべきだ。
5万円の予算があれば、十分な堅牢性を持ち将来的により重いレンズを使っても安心できる三脚が購入できる。これらの製品はカーボンやマグネシウムなどを利用することで軽量化も図られている。購入時には、使うカメラ+レンズの重量と三脚の耐荷重をチェックしよう。ハクバ写真産業の「HG-634MC」やベルボンの「Neo Carmagne 635」は、値段と機能のバランスがいい。安定性よりも機動性を重視するなら、インデューロ「MXC-45」のような一脚を検討してもいいだろう。
この価格帯にでは、カメラと三脚自体をつなげるための雲台が別売の製品も多い。雲台を除いて5万円以下だと、インデューロの「カーボンフレックス 8X CXシリーズ 三脚 CX-113」、マンフロットの「#055MF4 マグファイバー」、ジッツォ「G1326」といった海外メーカーの製品もオススメだ。
グリップで機動性アップ、ビューワーで画像管理
ポートレートや高い建物を撮る場合はカメラを縦位置にすることも多いが、そうした時に便利なグリップも一度使ってみてほしいアイテムだ。グリップ内部にはバッテリーが複数セットできるものが多く、撮影スタイルの幅を広げる以外にも、撮影枚数を増加させることが可能となるのもメリットといえる。
各メーカーからはオリンパス「パワーバッテリーホルダー HLD-4」、キヤノン「バッテリーグリップ BG-E2N」、ソニー「縦位置グリップ VG-C70AM」、ニコン「マルチパワーバッテリーパック MB-D10」、ペンタックス「バッテリーグリップ D-BG2」といった製品が登場している。ただ、レンズやストロボとは異なり、同一メーカーであっても機種互換性がないことも多いので(キヤノンのBG-E2Nは40D/30D/20D/20Daで利用できるが、ニコンのM-D10はD300専用、ソニーのVG-C70AMはα700専用など)購入前には要確認だ。
旅先でたくさんの写真を撮っていると、撮った写真を大画面で見たくなるし、バックアップもしておきたい。そうしたときに役立つのが、PCより小型で手軽なフォトビューワーだ。5万円以下でも、セイコーエプソンの「Photo Fine Player P-3000」や「Photo Fine Player P-2500」が購入可能だ。いずれも40GバイトのHDDを搭載するが、P-3000はP-2500の後継製品であり液晶サイズなどが異なる。
また、携帯用ではないが、自宅のTVの大画面で手軽に撮影した画像を閲覧できる据え置き型フォトストレージ、ソニー「ハイビジョン メディア ストレージ HDMS-S1D」も面白い存在だ。80GバイトのHDDを搭載しており、1200万画素相当の写真を約4900枚保存できるほか、DVDドライブを搭載しており、気に入った写真を簡単にディスクへコピーできる。
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